クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム
クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム(クエンさんカリウム・クエンさんナトリウム)配合剤は、酸性に傾いた血液または尿のpHを是正する医薬品である[1]。クエン酸カリウムとクエン酸ナトリウムをほぼ等モルずつ含む。経口投与で用いられる。
成分一覧 | |
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クエン酸カリウム | 痛風治療薬、アルカリ化薬 |
クエン酸ナトリウム | 痛風治療薬、アルカリ化薬 |
臨床データ | |
販売名 | ウラリット−U配合散/ウラリット配合錠 |
データベースID | |
PubChem | SID: 17398307 |
KEGG | D05624 |
効能・効果
編集- 痛風ならびに高尿酸血症における酸性尿の改善
- アシドーシスの改善
有効性
編集酸性尿の改善については有効率94.2%(387/411)、
アシドーシスの改善については有効率89.7%(113/126)であった[2]:11。
禁忌
編集副作用
編集重大な副作用として、高カリウム血症(0.21%)が知られている。
歴史
編集クエン酸カリウム:クエン酸ナトリウム = 1:1 の混合製剤は1965年にドイツで開発され、電解質バランスに影響を及ぼさず、また長期保存可能な製剤として用いられ始めた[2]:1後、オーストリアで1966年に、スイスで1967年に販売開始された[2]:30。
日本では1988年に散剤が、1992年に錠剤が承認された[2]:1。
参考資料
編集- ^ “ウラリット−U配合散/ ウラリット配合錠 添付文書”. www.info.pmda.go.jp. PMDA. 2021年5月5日閲覧。
- ^ a b c d “ウラリット−U配合散/ウラリット配合錠 インタビューフォーム”. PMDA. 2021年5月5日閲覧。