クァシン
クァシン(Quassin)は、ニガキ科カシア属の木から抽出される、白くて苦味のある結晶性の物質である。天然に存在する最も苦い物質の1つであり、苦さの閾値は0.08ppmとキニーネの50倍である[1]。
クァシン | |
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2,12-dimethoxypicrasa-2,12-diene-1,11,16-trione | |
別称 (3aS,6aR,7aS,8S,11aS,11bS,11cS) -1,3a,4,5,6a,7,7a,8,11,11a,11b,11c-dodecahydro-2,10-dimethoxy-3,8,11a,11c- tetramethyldibenzo[de,g]chromene-1,5,11-trione | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 76-78-8 |
PubChem | 65571 |
ChemSpider | 59014 |
EC番号 | 200-985-9 |
ChEMBL | CHEMBL517016 |
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特性 | |
化学式 | C22H28O6 |
モル質量 | 388.45 g mol−1 |
外観 | 白色結晶 |
融点 |
200 - 222 °C, 251 K, -168 °F |
沸点 |
586 °C, 859 K, 1087 °F |
水への溶解度 | 不溶 |
蒸気圧 | 13 mmHg (@25 °C) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
中国医学では、医薬品として用いられる。
Quassia amaraやPicrasma excelsaの抽出物は、ソフトドリンクの添加物にも用いられる[1]。
骨格は20個の炭素原子を持つが、クァシンはジテルペンではなく、オイホールがC4を含む10個の炭素原子を失ったトリテルペンラクトンである。
出典
編集- ^ a b Scientific Committee on Food Opinion of the Scientific Committee on Food on quassin (expressed on 2 July 2002). SCF/CS/FLAV/FLAVOUR/29 Final