ギャラッド彗星英語: 186P/Garradd)またはガラッド彗星[3]は、木星族に分類される彗星の1つである。2007年サイディング・スプリング天文台のゴードン・ギャラッドにより発見された。

ギャラッド彗星
186P/Garradd
仮符号・別名 186P/2007 B3[1]
186P/1977 O1[1]
X/1977 O1
分類 短周期彗星
木星族彗星[1]
発見
発見日 2007年1月25日
発見者 ゴードン・ギャラッド
軌道要素と性質
元期:2019年4月27.0日(JD 2458600.5)[2]
軌道の種類 太陽周回軌道
軌道長半径 (a) 5.009 au[2]
近日点距離 (q) 4.389 au[2]
遠日点距離 (Q) 5.63 au[2]
離心率 (e) 0.124[2]
公転周期 (P) 11.21 [2]
(4,094.453
軌道傾斜角 (i) 28.410°[2]
近日点引数 (ω) 283.798°[2]
昇交点黄経 (Ω) 327.069°[2]
平均近点角 (M) 359.302°[2]
前回近日点通過 2019年5月4日22時41分13.9秒[2]
(JD 2458608.44530[2]
次回近日点通過 2029年4月24日3時17分24.6秒[2]
(JD 2462250.63709[2]
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円に近い軌道を持つため、軌道の全周で18~20等級で観測できると考えられている。しかし軌道傾斜角が大きく、近日点付近では南に低くなるため北半球中緯度以北では観測不能となる。

1977年サイディング・スプリング天文台のエバーストによって17等で7月18日19日に撮影された写真乾板上に発見されたが、撮影日から時間が経過していたことから見失われ、暫定軌道すら計算されなかったため X/1977 O1 と呼ばれていた。

ドイツのマイク・マイヤーは、X/1977 O1 と P/2007 B3 の連結軌道を計算できること、サイディング・スプリング天文台の写真のアーカイブを調べたところ1975年に15.5等と明るく捉えられていたこと(このときはバーストと考えられている)、そして1996年にも出現していたことを報告した。

このため複数回の近日点通過時に、それぞれ複数夜の観測が得られたことになり、次回近日点通過を待たず186Pと番号登録された。

関連項目

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出典

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  1. ^ a b c 186P/Garradd”. JPL Small-Body Database. Jet Propulsion Laboratory. 2019年6月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 186P/Garradd”. Minor Planet Center. 2019年6月6日閲覧。
  3. ^ 天文年鑑編集委員会『天文年鑑 2019年版』誠文堂新光社、2018年、166頁。ISBN 978-4-416-71802-5 

外部リンク

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