キャッツ・シアター
キャッツ・シアター(CATS THEATER)は、劇団四季の『ミュージカル・CATS』を上演するために設置された劇場。
この項目では2004年から2009年まで東京都品川区東五反田にあった「キャッツ・シアター」、2009年から2012年まで神奈川県横浜市西区高島一丁目にあった「キヤノン・キャッツ・シアター」(CANON CATS THEATER)の両劇場について併記する。
概要
編集キャッツ・シアター(東京)
編集キャッツ・シアター(五反田)
編集劇団四季が『ミュージカル・CATS』を上演するための仮設の劇場として、品川区東五反田に設置された。敷地面積は3,389 m2。2004年11月11日にオープンし、古代ギリシャの円形劇場のような形をしていた。1階最後列まで約16 m、2階最前列までは約13.5 m、2階最後列までは約16.5 mである。客席数は約1,200席(1階約770席・2階席約430席)。現在の敷地の借地契約が切れることから、2009年4月19日が千秋楽となる予定であったが、関係各所との交渉もあってゴールデンウィークまで延長され5月3日で千秋楽を迎えた。2009年5月3日までの公演回数は1,563回、総入場者数は177万人に及んだ[1]。
キャッツ・シアター(大井町)
編集2018年より、品川区広町にある積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]に隣接する形で設置され、8月11日に上演開始。大井町地区の再開発に伴い、2021年6月20日に閉館[2]。
アクセス
編集JR東日本京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線大井町駅より徒歩約5分。積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]と隣接。
キヤノン・キャッツ・シアター(横浜)
編集キヤノン・キャッツ・シアター CANON CATS THEATER | |
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シアター外部夜景 | |
情報 | |
開館 | 2009年11月11日 |
閉館 | 2012年11月11日 |
収容人員 | 約1,100人 |
用途 | 劇団四季のミュージカル『キャッツ』の公演専用 |
運営 | 劇団四季 |
所在地 | 神奈川県横浜市西区高島一丁目2-3 |
位置 | 北緯35度27分41.3秒 東経139度37分28.5秒 / 北緯35.461472度 東経139.624583度座標: 北緯35度27分41.3秒 東経139度37分28.5秒 / 北緯35.461472度 東経139.624583度 |
アクセス | 該当項目参照 |
前節の東京公演が千秋楽を迎えた2009年には横浜市のみなとみらい地区(57街区)に同様の劇場が建設された。横浜港開港150周年を迎える記念イベントとして招致されたものである[1]。劇団四季のスポンサーであるキヤノンの名を冠した「キヤノン・キャッツ・シアター」(CANON CATS THEATER)と命名、11月11日から公演を開始した。座席数は約1,100席。その後3年間上演されて、横浜公演は2012年11月11日に千秋楽を迎えた。
横浜キャッツ
編集前述の通り2009年11月11日に開幕した。開幕時のキャストは以下の通りである。
- グリザベラ(早水小夜子)
- ジェリーロラム=グリドルボーン(秋夢子)
- ジェニエニドッツ(磯津ひろみ)
- ランペルティーザ(谷口あかり)
- ディミータ(団こと葉)
- ボンバルリーナ(西村麗子)
- シラバブ(五所真理子)
- タントミール(高倉恵美)
- ジェミマ(金平真弥)
- ヴィクトリア(千堂百慧)
- カッサンドラ(蒼井蘭)
- オールドデュトロノミー(種井静夫)
- アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ (村俊英)
- マンカストラップ(芝清道)
- ラム・タム・タガー(阿久津陽一郎)
- ミストフェリーズ(松島勇気)
- マンゴジェリー(川東優希)
- スキンブルシャンクス(岸佳宏)
- コリコパット(入江航平)
- ランパスキャット(桧山憲)
- カーバケッティ(松永隆志)
- ギルバート(龍澤虎太郎)
- マキャヴィティ(金久烈)
- タンブルブルータス (川野翔)
歴史
編集当劇場は仮設劇場であり、上記の他にも公演に合わせて各地に建設されている。詳細に関しては、「キャッツ(日本での公演)」を参照のこと。
ギャラリー
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東京キャッツシアター内部
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東京シアター壁画
脚注
編集- ^ a b 五反田のキャッツ・シアターが閉館-横浜「みなとみらい」へ移転(品川経済新聞 2009年5月3日)
- ^ “2021年上演ラインナップ”. 2021年1月1日閲覧。