キャンバー鉄道
かつてフォークランド諸島スタンリーにあった鉄道路線
キャンバー鉄道(英: Camber Railway)は、かつて南大西洋のフォークランド諸島(東フォークランド島)の首都スタンリーにあった、軌間2 ft (610 mm)のナローゲージ鉄道であり、世界で最も南にある鉄道の一つであった。
キャンバー鉄道 Camber Railway | |
---|---|
1915年のフォークランド諸島にて、キャンバー鉄道に2両あった"レン"クラスのナローゲージ蒸気機関車の1両。開放型の運転室は、フォークランドの冬には適していなかった。この写真には、英国からの鉄道および無線局設備を運搬してきた船である蒸気船「イスマイリア号」 (SS Ismailia) が背景に写っており、機関車から荷物を降ろした直後の、おそらく1915年に撮影されたものである。この絵には、2両のワゴンの原型が例示されており、左に見えるのは内側ベアリングの楕円形シャシーのティッパー、右に見えるのは外側ベアリングの長方形シャシーの平らなワゴンである。ワゴンの両タイプとも、コイルスプリングで走行している。 | |
概要 | |
種別 | ナローゲージ鉄道 |
所在地 |
イギリス フォークランド諸島スタンリー |
起終点 |
スタンリー・ハーバー 海軍本部無線局 |
駅数 | なし |
運営 | |
開業 | 1915年[1] |
廃止 | 1920年/1940年[1] |
使用車両 | 機関車2両および車両3両[1] |
路線諸元 | |
路線総延長 | 5.6 km (3.5 mi) |
路線数 | 単線 |
軌間 | 2 ft (610 mm)[1] |
キャンバー鉄道は、海軍本部無線局を支援するために敷設されており、スタンリー・ハーバー (Stanley Harbour) の北側に沿って約3.5マイル (5.6 km)を走行し、発電機に石炭を供給していた[2][1]。
歴史
編集当鉄道には、2両のカー、ステュアート・アンド・カンパニー (Kerr, Stuart and Company) 製の"レン (Wren)"クラス0-4-0エンジンがあった[2][1]。 無線局が近代された後、当システムが廃止へと陥った。 フォークランド紛争では、当鉄道の基礎の一部分が利用されており、レールがいくつかの防御構造で利用するために剥がされている[1]。
保有車両
編集ギャラリー
編集脚注
編集外部リンク
編集- フォークランド諸島、キャンバー鉄道 - Britlink
- 極南の鉄道: フォークランド諸島 および キャンバー鉄道
- ちょっと有名な歴史:マルビナスの鉄道 (PDF)