キャメロン・ラップ
キャメロン・アーサー・ラップ(Cameron Arthur Rupp , 1988年9月28日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州コリン郡プレイノ出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。MLBのクリーブランド・ガーディアンズ傘下所属。
クリーブランド・ガーディアンズ (マイナー) | |
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フィラデルフィア・フィリーズ時代 (2016年7月16日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州コリン郡プレイノ |
生年月日 | 1988年9月28日(36歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 240 lb =約108.9 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2010年 MLBドラフト3巡目 |
初出場 | 2013年9月10日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集2007年のMLBドラフト43巡目(全体1273位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、契約には至らなかった。
プロ入りとフィリーズ時代
編集2010年にMLBドラフト3巡目(全体108位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、6月21日に入団。契約後、傘下のA-級ウィリアムズポート・クロスカッターズでプロデビューし、55試合に出場した。
2011年はA級レイクウッド・ブルークロウズでプレーし、99試合に出場して打率.272、4本塁打、44打点を記録した。
2012年はA+級クリアウォーター・スレッシャーズでプレーし、104試合に出場して打率.267、10本塁打、29打点を記録した。
2013年はAA級レディング・ファイティン・フィルズで開幕を迎え、41試合に出場。打率.245、8本塁打、21打点の成績で、6月上旬にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスに昇格。53試合に出場して打率.269、6本塁打、24打点を記録した。9月3日にメジャーに昇格し[2]、9月10日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー。「8番・捕手」でスタメン起用され、4打数1安打だった。この年は4試合に出場した。オフは教育リーグのアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズに所属した[3]。
2014年は出場機会を増やしたが、打率.200未満に終わって打撃面では結果を残せなかった。だが、守備面では.300を超える盗塁阻止率を記録して、チームに貢献した。
2015年6月23日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初本塁打を記録した[4]。この年はカルロス・ルイーズに代わって出場する機会が激増し、81試合でプレー。打率は.233と低かったが、二塁打と本塁打をそれぞれ9本ずつ放ち、パワーを発揮した。守備面でも高い実力を発揮し、80試合でマスクを被って4失策、守備率.993、DRS +6、盗塁阻止率37.7%(リーグ5位[5])という好数値をマークした。
2016年は正捕手の座を手中に収め、105試合に出場。打率.252、16本塁打、54打点、1盗塁という成績のほか、二塁打も26本放った。
2017年は88試合に出場して打率.217、14本塁打、34打点、1盗塁を記録した。
2018年3月25日にDFAとなり[6]、翌26日に自由契約となった[7]。
レンジャーズ傘下時代
編集2018年4月3日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[8]。移籍後は傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、32試合に出場して打率.274、8本塁打、26打点を記録した。6月1日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使した[9]。
ツインズ傘下時代
編集2018年6月4日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び[10]、傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ配属された。7月11日に自由契約となった[8]。
マリナーズ傘下時代
編集2018年7月16日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属された。オフの11月2日にFAとなった[8]。
タイガース傘下時代
編集2019年1月24日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
3月9日に金銭トレードで、デトロイト・タイガースへ移籍した。開幕後は傘下のAAA級トレド・マッドヘンズでプレーしていたが、5月13日に自由契約となった[8]。
アスレチックス傘下時代
編集2019年5月18日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズへ配属された。オフの11月4日にFAとなった[8]。
インディアンス傘下時代
編集2020年2月7日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[11]。
プレースタイル
編集- 打撃
パワー面で、2012年から2013年にかけて、マイナーながら2年連続で二桁本塁打を放った長打力がある。
- 守備
守備力は全体的に高く、特に強肩が持ち味。2013年から2015年までフィリーズの指揮を執ったライン・サンドバーグから「ロケット砲のような肩」であると評されたほか、フィリーズ投手陣からも評価された[12]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2013 | PHI | 4 | 14 | 13 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | .308 | .357 | .385 | .742 |
2014 | 18 | 64 | 60 | 4 | 11 | 4 | 0 | 0 | 15 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 20 | 5 | .183 | .234 | .250 | .484 | |
2015 | 81 | 299 | 270 | 24 | 63 | 9 | 1 | 9 | 101 | 28 | 0 | 1 | 0 | 2 | 24 | 5 | 3 | 71 | 8 | .233 | .301 | .374 | .675 | |
2016 | 105 | 419 | 389 | 36 | 98 | 26 | 1 | 16 | 174 | 54 | 1 | 0 | 0 | 1 | 24 | 0 | 5 | 114 | 11 | .252 | .303 | .447 | .750 | |
2017 | 88 | 331 | 295 | 35 | 64 | 17 | 0 | 14 | 123 | 34 | 1 | 0 | 0 | 1 | 34 | 3 | 1 | 114 | 5 | .217 | .299 | .417 | .716 | |
MLB:5年 | 296 | 1127 | 1027 | 100 | 240 | 57 | 2 | 39 | 418 | 124 | 2 | 1 | 0 | 4 | 87 | 8 | 9 | 323 | 29 | .234 | .298 | .407 | .705 |
- 2019年度シーズン終了時
背番号
編集- 29(2013年 - 2017年)
脚注
編集- ^ Todd Zolecki (2017年8月24日). “Breakdown of Phillies' Players Weekend names” (英語). MLB.com. 2018年4月9日閲覧。
- ^ Rupp says it's 'dream come true' to be in Majors(2013年12月16日時点のアーカイブ) MLB.com
- ^ Rupp comes through with late homer for Peoria[リンク切れ] MLB.com
- ^ Cameron Rupp 2015 Batting Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年8月28日閲覧。
- ^ 2015 National League Fielding Leaders - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年1月28日閲覧。
- ^ Todd Zolecki (2018年3月25日). “Phillies designate veteran Rupp for assignment” (英語). MLB.com. 2018年3月27日閲覧。
- ^ Connor Byrne (2018年3月26日). “Phillies Release Cameron Rupp” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2020年3月7日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2018年6月1日). “Cameron Rupp Opts Out Of Rangers Contract” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年6月22日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2018年6月4日). “Twins To Sign Cameron Rupp” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年6月22日閲覧。
- ^ Mandy Bell (2020年2月7日). “Tribe signs Rupp to Minors deal with ST invite” (英語). MLB.com. 2020年3月7日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、330頁。ISBN 978-4-331-51921-9。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Cameron Rupp stats MiLB.com
- Cameron Rupp (@CameronRupp) - X(旧Twitter)
- Cameron Rupp (@crupp928) - Instagram