キムチ冷蔵庫
概要
編集容量は100 - 200Lのものが中心で、直接冷却方式である[1]。内部は2 - 4室に分かれており、タッパーに入れたキムチを保管し、熟成させる[2]。製品によっては庫内温度が-18°C程度まで設定可能となっており、キムチ以外の貯蔵や冷凍なども行える[2]。扉は引き出し式、または上開きになっており、庫内の温度変化を抑制するようになっている[3]。
1984年に金星社(現在のLG電子)から初めてキムチ冷蔵庫が発売された[4]。一方、1995年にWinia Mando(現・大有ウィニア)がキムチ専用冷蔵庫を発売しており、これを初出とする文献もある[3][5]。1998年以降に販売台数が急速に増加し、サムスン電子も製造販売に参入している[3][5]。2003年には韓国国内での年間販売台数が約130万台に達し、一般的な冷蔵庫と同等の水準になっている[5]。
脚注
編集- ^ a b 浜岡孝二, Hanjoo Yoo & Kwangkyo Oh 2005, p. 116
- ^ a b 浜岡孝二, Hanjoo Yoo & Kwangkyo Oh 2005, p. 118
- ^ a b c “キムチ冷蔵庫の歴史”. CNET Japan. 2015年9月25日閲覧。
- ^ “최초의 김치냉장고?‘딤채'아녜요”. 아주경제. 2015年9月25日閲覧。
- ^ a b c 浜岡孝二, Hanjoo Yoo & Kwangkyo Oh 2005, p. 117
参考文献
編集- 浜岡孝二、Hanjoo Yoo、Kwangkyo Oh「韓国における冷蔵庫とインバータ技術の紹介」『パワーエレクトロニクス学会誌』第31巻、パワーエレクトロニクス学会、2005年、116-121頁、doi:10.5416/jipe2003.31.0_116。