キクアザミ
キクアザミ(菊薊、学名:Saussurea ussuriensis )は、キク科トウヒレン属の多年草。
キクアザミ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2010年10月
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Saussurea ussuriensis Maxim. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
キクアザミ(菊薊) |
特徴
編集茎は直立し、高さは30-120cmになる。根出葉や茎の下部に互生する葉には、長さ5-20cmになる葉柄がつく。葉身は卵形で質が堅く、長さ7-18cmになり、縁は羽状に浅裂または中裂する。茎につく葉は、上部にいくほど葉柄が短くなり、上部のものは無柄で葉身も狭く小さい。
花期は9-10月。短い花柄をもって散房状に頭花を上向きにつける。総苞は長さ12-13mmになる筒型でクモ毛が生え、総苞片は5-7列になり、最外片の先端は急に短くとがる。頭花は紅紫色で、両性の筒状花がつき、花冠は長さ11-13mmになる。果実は痩果で、種子には冠毛がつく。
分布と生育環境
編集日本では、本州の福島県以南、九州に分布し、日当たりのよい山地の草原に生育する。アジアでは中国、朝鮮、ウスリーに分布する。
ギャラリー
編集参考文献
編集- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、1981年、平凡社
- 林弥栄編『山渓カラー名鑑 日本の野草』(1983) 山と渓谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)