スポーテージSPORTAGE)は、大韓民国自動車メーカー起亜自動車により製造・販売されるコンパクトSUV(韓国の区分では準中型車)である。

5代目NQ5型スポーテージハイブリッド

初代(NB-7型、1993年 - 2002年)

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キア・スポーテージ(初代)
NB-7型
 
前期型 フロント
 
前期型 リア
概要
販売期間 1993年 - 2002年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
3ドアコンバーチブル
パワートレイン
エンジン ガソリン:2.0L FE I4
2.0L FE DOHC I4
ディーゼル:2.0L RF I4
変速機 4速AT/5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,650mm
全長 4,440mm
全幅 1,855mm
全高 1,635mm
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2代目(KM型、2004年 - 2010年)

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キア・スポーテージ(2代目)
KM型
 
前期型 フロント
 
前期型 リア
概要
販売期間 2004年 - 2010年
2004年 - 2015年(中国)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
パワートレイン
エンジン ガソリン:2.0L Beta II I4
2.7L Delta V6
ディーゼル:2.0L CRDI I4-T
変速機 4速AT/5速MT/6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,630mm
全長 4,350mm
全幅 1,800 - 1,840mm
全高 1,695 - 1,730mm
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3代目(SL型、2010年 - 2015年)

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キア・スポーテージ(3代目)
SL型
 
前期型 フロント
 
前期型 リア
概要
販売期間 2010年 - 2015年
2010年 - 現在(中国)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.6L I4 GDI
2.0L I4
2.0L I4 GDI
2.4L I4
ディーゼル:1.7L I4 CRDi
2.L I4 CRDi
変速機 6速AT/5速MT/6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,640mm
全長 4,445mm
全幅 1,855mm
全高 1,645mm
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  • 2010年3月23日、発売。韓国仕様車および2代目と併売される中国仕様車は車名が2代目XM型ソレントR同様「スポーテージR」となる。起亜自動車のファミリールックである虎の目・鼻・口を具現化した「タイガーノーズグリル」を採用し、直線を基調とする。ヒュンダイ・2代目LM型ツーソンixとプラットフォームを共有し、メカニズムをベースにワイド&ローのフォルムを採用。2.0L Rディーゼルを搭載。2010年における販売目標は14万台で、内訳は韓国仕様車が3万7000台、輸出仕様車が10万3000台。
  • SL型スポーテージにはマグナ・インターナショナルの新しいAWDシステムであるDynamaxが採用された[7][8]。Dynamax AWDカップリングの製造は現代ウィア現代自動車グループ)とマグナの合弁企業であるウィア-マグナ・パワートレイン(牙山市)にて行われる。
  • 2011年3月1日、全車に1列目サイド&カーテンエアバッグを標準装備し、最高出力261馬力、最大トルク37.2kg-mの2.0LセタIIガソリンターボGDIを追加。外装デザインを2代目と差別化し、内装デザインに関しても6速ATのインジケーターパネルのカラー・材質を変更。また、IFデザイン賞で本賞を受賞。
  • 2012年7月24日LEDポジションランプとステアリング・ホイールアライメントリマインダーシステムを新装備した2013年モデルイヤーを発売。
  • 2013年7月23日、マイナーチェンジを実施。2014年モデルイヤーに過ぎないが、「ザ・ニュー」というサブネームを使用。スーパービジョンクラスターに4.2インチTFT液晶ディスプレイを装備し、助手席通気シートと二重防音ガラス、2列目エアベントとシートバック調節システムを装備。グレードもLX、TLX、リミテッドからラグジュアリー、トレンディ、プレステージ、ノブレスへ見直し、2.0L Rディーゼルの6速MT四輪駆動車)と2.0L セタIIガソリンターボGDI(四輪駆動車)を廃止。
  • 2014年7月2日、ベルトラインとシフトを包装するインジケーターパネルをステンレスへ変更し、タイヤ空気圧警報システムを全グレードに標準装備した2015年モデルイヤーを発表。中国ではマイナーチェンジを経て現在も生産・販売される。

4代目(QL型、2015年 - 2021年)

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キア・スポーテージ(4代目)
QL型
 
後期型 フロント
 
後期型 リア
概要
販売期間 2015年 - 2021年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.6L I4
1.6L I4(ターボチャージ)
2.0L Nu I4
2.0L Theta II I4
2.4L Theta II I4(ターボチャージ)
ディーゼル:1.7L I4(ターボチャージ)
2.0L 4l CRDI
変速機 6速AT//6速MT/7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,480mm
全幅 1,855mm
全高 1,645mm
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5代目(NQ5型、2021年 - 現在)

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キア・スポーテージ
NQ5型
 
5代目 フロント
 
5代目 リヤ
概要
販売期間 2021年 - 現在
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.6L I4 ターボ
2.0L 4l CRDI
1.6L I4 ターボ ハイブリッド
変速機 6速AT//6速MT/7速DCT/8速AT
車両寸法
ホイールベース 2,755mm
全長 4,660mm
全幅 1,865mm
全高 1,660mm
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2021年7月20日、フルモデルチェンジして「ALL NEW SPORTAGE」として韓国で発表。従来からのアイデンティティである「タイガーノーズグリル」に加え、「自然」にインスパイアされたキアの最新デザイン哲学である「OPPOSITES UNITED」に基づいてデザインされている。ボディサイドのシルエットには立体感が加えられ、ダイナミックな雰囲気を演出している。全長は先代と比べて180㎜引き延ばされ、ヒュンダイ・ツーソンのロングホイールベース版に近い外寸となった(ホイールベースは2,755㎜で同一)。

インテリアには韓国の中型SUVで初めて12.3インチのパノラマカーブディスプレイを採用。インフォテインメントシステムとエアコンがタッチ操作可能になっている。また、シフトレバーはダイヤル式のスイッチで、センターコンソールの位置を高めて使い勝手を向上することに寄与している。

パワーユニットは1.6Lターボ、2.0Lディーゼルに加え、1.6Lターボ+モーターのハイブリッドの計3種を用意。追って、プラグインハイブリッドも追加される予定である。

安全装備に関しても抜かりはなく、前方衝突回避支援、リモートスマートパーキングアシスト、安全降車アシスト、キープレーンアシスト、バック時の衝突回避支援装置、インテリジェント速度アシスト、ドライバーへの注意警告などの高度な運転支援システムが搭載されている。

脚注

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  1. ^ 李基昌기자. “起亞 金善弘회장 “이것이 시작입니다”” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月11日閲覧。
  2. ^ 스포티지 파리-다카르 랠리서 善戰” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月11日閲覧。
  3. ^ 기자, 朴世鎔. “기아 스포티지, 美서 `가장 값진 차' 선정” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月11日閲覧。
  4. ^ 기자, 文炳勳. “기아 뉴 스포티지 25일부터 시판” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月11日閲覧。
  5. ^ a b 기아차 스포티지, 파리-대카 랠리 완주” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月11日閲覧。
  6. ^ 기아차 신형 SUV 차명 `스포티지'로 확정” (朝鮮語). n.news.naver.com. 2024年9月13日閲覧。
  7. ^ Kia Launches New Dynamax™ AWD System for Sportage”. マグナ・インターナショナル (2010年7月13日). 2015年5月21日閲覧。
  8. ^ Magna's new AWD system powers 2011 Kia Sportage”. SAE International (2010年8月20日). 2015年5月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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