カールカー=シムラー鉄道

カールカー=シムラー鉄道(カールカー=シムラーてつどう、英語: Kalka-Shimla Railwayヒンディー語: कालका शिमला रेलवे)とはインドの鉄道の路線の一つである。インド北部ハリヤーナー州カールカー英語版から、避暑地として知られるシムラーヒマーチャル・プラデーシュ州の州都)までを結ぶ登山鉄道である。日本語表記の揺れからカルカ・シムラ鉄道カルカ・シムラー鉄道 と書かれることも多い。

鉄道路線の一部
カールカー=シムラー鉄道を走る列車

1903年、当時のイギリス領インド帝国において夏の首都だったシムラーの交通の便のために開設された。

区間は総延長 96 km 、両端の駅の標高差は 1,420 mである(カールカーは 656 m、シムラーは 2,076 m)。途中には険しい地形を反映して103ヶ所のトンネルと864ヶ所のがある。軌間は 762 mm のナロー・ゲージ(狭軌)で、いわゆる「トイ・トレイン」である。

2008年世界遺産として「インドの山岳鉄道群」を拡大する形で登録された。

外部リンク

編集

  ウィキメディア・コモンズには、カールカー=シムラー鉄道に関するカテゴリがあります。