カルビーポテトチップス コンソメパンチ
カルビーポテトチップス コンソメパンチ(英: Calbee Potato Chips Consomme Punch[1])は、カルビーが製造するポテトチップス。同社の登録商標(第4464006号ほか)[2]。
販売会社 | カルビー |
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種類 | スナック菓子 |
販売開始年 | 1978年 |
外部リンク | ポテトチップスコンソメパンチ |
特記事項: * 原材料名 : じゃがいも(遺伝子組換えでない)、植物油、チキンコンソメパウダー(小麦・大豆・豚肉を含む)、砂糖、食塩、デキストリン、コーンスターチ、粉末しょうゆ、粉末ソース(りんごを含む)、オニオンエキスパウダー、香辛料、ビーフコンソメパウダー、トマトパウダー、発酵トマトエキスパウダー、キャロットパウダー、調味動物油脂、梅肉パウダー、調味料(アミノ酸等)、香料(ごまを含む)、カラメル色素、酸味料、パプリカ色素、甘味料(ステビア)、香辛料抽出物、ベニコウジ色素
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1978年発売。うすしお味・のりしおとともにカルビーポテトチップスシリーズの定番品。
概要
編集味のベースはコンソメで、肉や野菜を煮込んで実際にコンソメスープを作った後、乾燥させてパウダー状にしている[3][4]。これにカルビー独自のオリジナルスパイスを加え[3][4]、その中に隠し味として梅肉が使われている[4]。パンチの効いた味にさっぱりとした口あたりでスッキリと仕上がっており、飽きのこないおいしさ、が特徴[3][4]。
「パンチ」は、“元気のよい”“勢いのある”などを意味する流行語「パンチが効く」が由来であり[5]、新発売するにあたり印象に残る商品名にするため取り入れた[5]。この元気の良さ・楽しさが現在ブランドイメージとして定着している[6]。
カルビーポテトチップスシリーズの一つであり、うすしお味(1975年)、のりしお(1976年)に次ぐ3番目のフレーバーとして1978年発売された[5]。発売と同時に爆発的に売れ[7]、うすしお味に次いで2段ロケットのように売れた商品となり[8]、結果シリーズのシェア拡大に貢献した。松尾雅彦は、従来のものとは味の違うコンソメパンチが爆発的に売れたことによって各社でフレーバー開発が活発化したとしている[8]。
およそ10年ごとにリニューアルしている[5]。また「W」「トリプル」とコンソメ味を強調した商品も発売している。2018年には40周年を迎えた[5]。日本のポテトチップス市場シェア7割を占めるカルビーポテトチップスシリーズ[9]の中で、うすしお味に次いで2番目に売れているフレーバーであり[10]、ロングセラー商品である[11]。
商品
編集パッケージには他のカルビーポテトチップスと同様に「ポテト坊や」が描かれ、背景色はベージュ[5][11]。ベージュでひと目見てコンソメパンチだと認識できる、ブランド資産になっている[11]。
- 定番品
- コンソメパンチ 60g[5]
- Lサイズコンソメパンチ 135g
- BIGBAGコンソメパンチ 170g
- コンビニ限定
- コンソメWパンチ 75g[5]
- BIGBAGコンソメWパンチ 150g
- ポテトチップスクリスプ(成形型)[5]
- ポテトチップスクリスプ コンソメパンチ 50g
- ポテトチップスクリスプ Lサイズコンソメパンチ 115g
- 期間限定
- コンソメトリプルパンチ : 2013年から期間限定コンビニ限定で発売。コンソメ風味を3倍にしたもの[12]。
- こだわりのコンソメ : 2010年[13]
- コク深いチキンコンソメ : 2010年[13]
- 復刻版 コンソメパンチ : 2014年[11]
- コンソメS(スパイス)パンチ : 2017年。従来のベースに胡椒や山椒などスパイスを効かせたもの[14]。
- 40周年記念: 2018年
- 禁断のコンソメパンチ : 2019年。オリジナルスパイスの種類・配合を変えたもの[15]。
- コンソメUMAMIパンチ : 2020年。旨味に着目しビーフコンソメパウダーを増量したもの[16]。
- できたて
カルビーでは「カルビープラス」というアンテナショップを展開している。そこで期間限定で「揚げたてポテトチップス コンソメ5倍パンチ」を販売している[17]。
- 海外
海外のカルビーグループ会社においてはコンソメ味フレーバーのものは公表されていない。
コンソメパンダ
編集映像外部リンク | |
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コンソメパンダ 自己紹介篇/落とし穴篇/野球篇/居眠り篇/誘惑篇 |
コンソメパンチが大好きな男子小学生のパンダ[18]。
2018年40周年施策の一つとしてオリジナルキャラクターが制作され、1年間にわたりプロモーション活動に用いられた[18]。
脚注
編集- ^ “Potato Chips Consomme Punch” (英語). カルビー. 2020年12月9日閲覧。
- ^ J-PlatPatにて確認済。
- ^ a b c “おいしさのヒミツ”. カルビー. 2019年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
- ^ a b c d “「ポテトチップス」の意外と知られていない事実4選!”. ジョブチューン (2019年8月21日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “コンソメパンチの歴史”. カルビー. 2019年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
- ^ a b c “カルビー/「コンソメパンチ」40周年記念「チョップ」に「キック」も”. 流通ニュース (2018年10月26日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “40周年を迎えた国民的菓子カルビーのポテトチップスのロングセラー戦略”. 宣伝会議 (2015年10月). 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b 松尾雅彦「スナックフーズビジネスにおける国際性(グローバリゼーション)と地域性―カルビーが追求する三つの戦略―:カルビーが追求する三つの戦略」『フードシステム研究』第10巻第2号、日本フードシステム学会、2003年、24-39頁、doi:10.5874/jfsr.10.2_24、ISSN 1341-0296、NAID 130001995105、2021年10月31日閲覧。
- ^ “カルビー「1位なのに低収益だった」意外な過去 - 1”. 東洋経済 (2020年8月27日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “COMZINE「ニッポン・ロングセラー考 Vol.010 かっぱえびせん」”. NTTコムウェア (2004年). 2015年10月5日閲覧。
- ^ a b c d “1978年発売当時の味がよみがえる!ロングセラーのおいしさの原点『ポテトチップス コンソメパンチ復刻版』11月10日(月)より期間限定で新発売!”. カルビー (2014年11月5日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “カルビー、「ポテトチップス コンソメトリプルパンチ」をコンビニ限定発売”. 日本経済新聞 (2020年2月12日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b “ゼンブーナンバーズ”. 全種類。 (2010年5月19日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “カルビー“禁断”コンソメパンチ セブン限定”. 週刊アスキー (2019年8月8日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “ビーフの旨味がパワーアップしたポテトチップス 「コンソメUMAMIパンチ」”. J-CASTトレンド (2020年8月21日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ “カルビー史上初!コンソメ風味5倍!『揚げたてポテトチップス コンソメ5倍パンチ』”. PR TIMES (2020年7月7日). 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b “「カルビーポテトチップス コンソメパンチ」発売40周年記念商品『ポテトチップス コンソメチョップ』 『ポテトチップスクリスプ コンソメキック』2018年11月12日(月)期間限定発売!”. PR TIMES (2018年10月26日). 2020年12月9日閲覧。
参考資料
編集- コンソメパンチ - カルビー公式 - ウェブアーカイブ(インターネットアーカイブ、2019年2月13日)