カラマーゾフの兄弟 (1969年の映画)
ソビエト連邦の映画作品 (1969)
『カラマーゾフの兄弟』(カラマーゾフのきょうだい、Братья Карамазовы)は、1969年のソビエト連邦のドラマ映画。ドストエフスキーの同名小説を映画化した作品である。
カラマーゾフの兄弟 | |
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Братья Карамазовы (Bratya Karamazovy) | |
監督 |
イワン・プイリエフ 共同監督 ミハイル・ウリヤーノフ キリール・ラヴロフ |
脚本 | イワン・プイリエフ |
原作 | フョードル・ドストエフスキー |
出演者 |
ミハイル・ウリヤーノフ リオネラ・プイリエワ キリール・ラヴロフ アンドレイ・ミヤフコフ マルク・プルードキン |
音楽 | イサーク・シュワルツ |
撮影 | セルゲイ・ウロンスキー |
編集 | V・ヤンコフスキー |
製作会社 | モスフィルム |
配給 | 東和 |
公開 |
1969年7月 1969年7月12日 |
上映時間 | 232分 |
製作国 | ソビエト連邦 |
言語 | ロシア語 |
配給収入 | 1億8500万円[1] |
イワン・プイリエフ監督が撮影中の1968年2月7日に急死したため、主演のミハイル・ウリヤーノフとキリール・ラヴロフが監督を引き継いで完成させた[2]。それまでの同原作の映画化作品の中で最も原作に近いとされている[3]。
第42回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされた。
ストーリー
編集→「カラマーゾフの兄弟 § あらすじ」を参照
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替(東宝から発売された『名作・ソビエト映画』吹替版VHSに収録。)
- ドミトリイ/ミーチャ: ミハイル・ウリヤーノフ(阪脩) - カラマーゾフ家長男。
- イワン: キリール・ラヴロフ(石田太郎) - 次男。
- アリョーシャ: アンドレイ・ミヤフコフ(池水通洋) - 三男。
- フョードル: マルク・プルードキン(熊倉一雄) - ドミトリイたちの父親。
- グルーシェニカ: リオネラ・プイリエワ(松金よね子) - フョードルとドミトリイの親子を翻弄する女。
- カテリーナ: スヴェトラーナ・コルコーシコ(平井道子) - ミーチャの婚約者。
- スメルジャコフ: ワレンチン・ニクーリン(北村総一朗) - カラマーゾフ家の料理人。
エピソード
編集グルーシェニカを演じたリオネラ・プイリエワはプイリエフ監督の当時の妻である。
出典
編集- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)261頁
- ^ “カラマーゾフの兄弟(1968)”. KINENOTE. 2013年2月16日閲覧。
- ^ “Bratya Karamazovy (The Brothers Karamazov)” (英語). Rotten Tomatoes. 2012年5月14日閲覧。