カラコンティ: Karakontie)は、日本生産、フランス調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に2013年ジャン・リュック・ラガルデール賞(GI)、2014年プール・デッセ・デ・プーラン(GI)、ブリーダーズカップ・マイル(GI)がある。

カラコンティ
ニアルコス・ファミリーの勝負服
欧字表記 Karakontie
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2011年1月30日(13歳)
Bernstein
サンイズアップ
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道新冠町
生産者 (有)社台コーポレーション白老ファーム
Flaxman Holdings Limited
馬主 Niarchos Family
調教師 Jonathan Pease(フランス
競走成績
生涯成績 12戦5勝
獲得賞金 1,967,099ドル
勝ち鞍
GI ジャン・リュック・ラガルデール賞 2013年
GI プール・デッセ・デ・プーラン 2014年
GI ブリーダーズカップ・マイル 2014年
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戦績

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デビュー前

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アメリカの種牡馬Bernsteinの産駒を受胎したサンイズアップが、日本で繋養されているバゴと交配するために白老ファームに移動して出産したのが本馬である[1][2]

2歳(2013年)

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7月1日コンピエーニュ競馬場の2歳一般戦でステファン・パスキエとのコンビでデビューし、初勝利を挙げる。2戦目のフランソワブータン賞は惜しくも2着だったが、オリビエ・ペリエに乗り替わったロシェット賞を制し重賞初制覇を果たす。パスキエとのコンビに戻ったジャン・リュック・ラガルデール賞では好位追走から直線で逃げ粘るヌーゾーカナリアスをゴール直前でかわしG1競走初制覇を果たした[3]

3歳(2014年)

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4月13日のフォンテンブロー賞で始動したがEctotのクビ差2着に敗れる。続く5月11日のプール・デッセ・デ・プーランは直線で馬場の内側から抜け出すと最後はPrestige Vendomeにクビ差退けてG1競走2勝目を挙げるとともに日本産馬初のフランス(欧州)クラシックレース初勝利となった[1][2]。その後、6月1日のジョッケクルブ賞で2冠に挑んだが8着に終わる。秋に入り、10月5日のフォレ賞は見せ場なく11着と惨敗。その後、アメリカに遠征し11月1日のブリーダーズカップ・マイルに出走。12番人気と評価は低かったが、中団馬群から抜け出すと最後はアノダンの追撃を振り切りG1競走3勝目を飾った[4]

4歳(2015年)

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ロッキンジステークスから始動予定だったが、脚部不安のため回避[要出典]。その後、クイーンアンステークスも回避し、ジャック・ル・マロワ賞に目標を切り替えることになった。ジャック・ル・マロワ賞で復帰したが久々が堪えて6着。続くムーラン・ド・ロンシャン賞は3着と好走する。アメリカに遠征し、連覇をかけて挑んだブリーダーズカップ・マイルは11着に沈み、このレースを最後に現役を引退。ゲインズウェイファームで種牡馬入りした。

種牡馬成績

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※太字はG1競走

血統表

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カラコンティ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ストームバード系ストームキャット系
[§ 2]

Bernstein
1997 鹿毛
父の父
Storm Cat
1983 黒鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
父の母
La Affirmed
1983 鹿毛
Affirmed Exclusive Native
Won't Tell You
La Mesa Round Table
Finance

サンイズアップ
1998 青鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail To Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*ムーンイズアップ
1993 鹿毛
Woodman Mr Prospector
*プレイメイト
Miesque Nureyev
Pasadoble
母系(F-No.) ムーンイズアップ系(FN:20) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5=9.38%
Raise a Native 5×5=6.25%
[§ 4]
出典
  1. ^ [5] [6]
  2. ^ [6]
  3. ^ [5][6]
  4. ^ [5][6]

祖母の半兄にG1を3勝し大種牡馬となったKingmambo、同じく半姉にG1を3勝したEast of the Moonがいる。

脚注

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  1. ^ a b 【仏2000ギニー】1番人気の日本産馬カラコンティーが優勝”. スポーツニッポン. 2018年8月7日閲覧。
  2. ^ a b 『優駿』2014年7月号、164頁。 
  3. ^ 日本産馬カラコンティ、ジャンリュックラガルデール賞を優勝(フランス)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2013年10月31日). 2018年8月7日閲覧。
  4. ^ 日本生まれのカラコンティ、BCマイル優勝(アメリカ)[その他]”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2014年11月6日). 2018年8月7日閲覧。
  5. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Karakontie(JPN)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年11月16日閲覧。
  6. ^ a b c d Karakontieの血統表”. 株式会社ネットドリーマーズ. 2020年11月16日閲覧。

外部リンク

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