カラクサシュンギク
カラクサシュンギク(唐草春菊、別名 ダールベルクデイジー、学名:Thymophylla tenuiloba)はキク科カラクサシュンギク属[1]の一年草。帰化植物[2]。
カラクサシュンギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() カラクサシュンギクの花
(2025年2月 沖縄県石垣市) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Thymophylla tenuiloba (DC.) Small | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カラクサシュンギク、ダールベルクデイジー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
bristleleaf pricklyleaf, Dahlberg daisy |
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特徴
編集草全体にマリーゴールドに似たにおいがある。高さ10–30 cm。葉は糸状に細く羽状裂し、表面に黄色い油腺が散在する。花は黄色で径1–2 cmほどの頭状花、花期は春~秋。果実は薄茶色の冠毛を有する[2][3][4][5][6]。
分布と生育環境
編集北米南部~メキシコ原産[2][7]で、本州以南各地へ帰化[8][3][9]。住宅街の道端や敷石の間、河川敷、海岸砂地などへ逸出野生化[2][3][6]。
利用
編集庭、花壇で植栽される。こぼれ種で増える[5][6]。高温乾燥に強く開花期も長い花で、水はけが良ければよく育つが、過湿に弱いため風通しの良い場所で管理するとよい[4]。
脚注
編集参考文献
編集- 植村修二ほか編著「カラクサシュンギク」『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑 第2巻 -Plant invader 500種-』全国農村教育協会、2015年、289頁。ISBN 9784881371855。
- 南敦「カラクサシュンギク」『山口・琉球等帰化植物図鑑』 1巻、2017年 。
- 神奈川県植物誌調査会「カラクサシュンギク」『神奈川県植物誌2018電子版』神奈川県植物誌調査会、2018年、1642頁。ISBN 9784991053726 。
- 田邉由紀; 藤川和美 著「3.5 高知県に分布する外来植物の原産地と導入経緯」、田邉由紀ほか 編『高知県の外来植物2019調査報告書』高知県立牧野植物園、2020年、40頁 。
- 東宮千鶴 編「ダールベルクデージー」『園芸大図鑑 新装版』ブティック社、東京都千代田区、2020年。ISBN 9784834790313。
- 沖田原耕作「ダールベルクデージ」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。ISBN 9784909366832。
- 米倉浩司 著「センジュギク連、カラクサシュンギク属」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 2巻、平凡社、2021年、476頁。ISBN 9784582535396。(キク科の検索表へ属までの掲載あり、種の掲載は無し)
- 林将之; 名嘉初美「カラクサシュンギク」『沖縄の身近な植物図鑑』(第2版)ボーダーインク、2023年。ISBN 9784899824350。
外部リンク
編集- カラクサシュンギク(唐草春菊) 松江の花図鑑
- ダールベルグデージー 三河の植物観察
- カラクサシュンギク 野山の花たち -東北と関東甲信越の花-
- 市内初の外来植物 カラクサシュンギク 相模原市立博物館の職員ブログ