カミ商事

紙関連を扱う日本の企業

カミ商事株式会社(カミしょうじ)は、紙関連製品を専門に扱う商社である。

カミ商事株式会社
Kamishoji Co., Ltd.
本社ビル
本社ビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
799-0404
愛媛県四国中央市三島宮川1丁目2番27号
設立 1962年4月26日
業種 卸売業
法人番号 2500001014252 ウィキデータを編集
事業内容 紙・紙製品・パルプ及び製紙原料の卸売
代表者 井川博明(代表取締役社長)
資本金 4800万円
売上高 1,116億円(2023年6月期)
従業員数 220名
決算期 6月
関係する人物 井川和一
外部リンク https://kamisyoji.co.jp/
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概要

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製紙会社の愛媛製紙や海運会社の日本興運などで「カミ商事グループ」を形成している。グループで、エルモアブランドでティッシュペーパートイレットペーパーなどの家庭紙を手がける他、産業用紙や新聞用紙など幅広い紙製品を手がけている。

1948年大王製紙の販売会社の「井川商事」として設立[1]。創業者は大王製紙の創業者である井川伊勢吉の弟の井川和一である。

事業所

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沿革

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  • 大正初期 - 愛媛県宇摩地方にて、和洋紙・製紙原料の販売事業を開始
  • 1948年 - 井川商事株式会社設立。
  • 1962年 - 井川商事の事業を継承し、「カミ商事株式会社」設立。
  • 1973年 - 本社社屋完成。
  • 1978年 - 家庭紙の販売開始。
  • 1985年 - 海外紙パルプメーカー各社と戦略的商品開発輸入に着手。
  • 1986年 - 紙おむつの販売開始。
  • 2000年 - 寒川物流センターを開設。自動倉庫新設。
  • 2002年 - 寒川物流センター増設。
  • 2005年 - 共同出資により、烟台大茂包装制品有限公司を設立。
  • 2016年 - 自社製介護用ウェット販売を開始。
  • 2020年 - マスク販売を開始。

関係会社

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大王製紙との関係

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大王製紙とはボウリング大会や野球大会、忘年会などを合同で開くなど同根会社として交流が行われてきたが、1978年12月にカミ商事が「エルモア」ブランドでティッシュペーパーに参入した直後の1979年4月に大王製紙が「エリエール」を販売した事をきっかけに関係が悪化し袂を分けている[1]。カミ商事の製品には長らく井川の社章が描かれていたが、2002年には井川意高がエルモアの箱に井川の社章が描かれていることに抗議しカミ商事は製品から井川の社章を外している[1]

大王製紙の大株主であり、2023年9月30日現在、グループの愛媛製紙が3.2%、カミ商事が2.8%を所有しており、それぞれ上位7、8位の大株主となっている[2]。また、大王製紙グループで構成される大王製紙健康保険組合に同じく同根であるタイカワグループと共に加盟事業者となっている[3]

提供番組

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c カジノでつまずいた、大王・井川家のルーツ - 日本経済新聞(2012年2月13日)、2021年7月4日閲覧。
  2. ^ 株式基本情報・株主構成 - 大王製紙株式会社、2024年1月28日閲覧。
  3. ^ 大王製紙健康保険組合加盟事業所一覧(2023年4月1日現在) - 大王製紙健康保険組合

関連項目

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外部リンク

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