カナダの海軍旗について解説する。軍艦は、艦首に艦首旗(国籍旗)(Jack)、艦尾に軍艦旗(Naval Ensign)を掲揚する。カナダ海軍の軍艦(HMCS,Her Majesty's Canadian ship)においても艦尾に軍艦旗(Canadian Naval Ensign[1] (フランス語: Pavillon naval canadien))を掲揚するが、国旗の変遷等により、軍艦旗も変遷している。

1965年まで、カナダの国旗レッド・エンサインを基調としており、1911年から1965年までの軍艦旗はホワイト・エンサイン、艦首旗(国籍旗)は国旗と同じ紋章を用いたブルー・エンサインであった。1965年に現在の国旗であるメイプルリーフ旗が制定されると、1968年までは軍艦旗・艦首旗ともメイプルリーフ旗とされた。1968年にメイプルリーフ旗をカントンに配し、ホワイト・エンサインを基調に、王冠と鷲とが組み合わされた海軍を意味する紋章が青で描かれた旗を艦首旗として採用した。

2013年5月5日に、軍艦旗・艦首旗を入れ替え、国旗が艦首旗(国籍旗)として用いられるようになった。[2][3]

カナダの海軍旗[4]
期間 軍艦旗 艦首旗 国旗
1910年–1911年
1911年–1922年
1922年–1957年
1957年-1965年
1965年–1968年
1968年–2013年
2013年以降

脚注

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  1. ^ http://news.gc.ca/web/article-eng.do?nid=737769
  2. ^ “Navy replaces maple leaf flag for new design”. CBC News. (2 May 2013). http://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/story/2013/05/02/ns-navy-flag-ensign.html 3 May 2013閲覧。 
  3. ^ “Royal Canadian Navy Adopts New Naval Ensign”. The Maple Leaf 16 (5). (May 2013) 
  4. ^ Domestic Stories: Display of naval flags on Her Majesty’s Canadian ships as of May 5, 2013”. Department of National Defence. 13 May 2013閲覧。

関連項目

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