カップスター
カップスター(英語: CupStar)とは、サンヨー食品株式会社から「サッポロ一番」ブランドにて発売されているカップラーメンである[1][注 1]。
販売会社 | サンヨー食品[1] |
---|---|
種類 | 縦型即席カップ麺[1] |
販売開始年 | 1975年1月18日[1](しょうゆ) |
完成国 | 日本 |
外部リンク | https://cupstar.jp/ |
概要
編集熱湯3分。縦型のカップ麺では一般的な、麺・スープ一体型。
1973年に同社で初めて発売されたカップ麺「サッポロ一番スナック」が前身ともいわれる[5]。
1975年1月18日に「しょうゆ」のみ発売され、同年8月に「みそ」、翌1976年には「カレーうどん」(1月)と「焼そば」(3月)が発売された[6]。
関東、長野、九州などカップスターの主力市場がまだ広くなかった1992年当時、「札幌みそ」新発売を機に、従来からあった「しょうゆ」と前年に発売開始した「カレー南ばん」との3種類で、全国戦略に乗り出した[7]。
なお、サンヨー食品では、発売開始日の1月18日を「カップスターの日」と制定している(日本記念日協会認定)[8]。
紙容器とパッケージデザイン
編集発売当時からずっと紙製を続けている。初期のギザギザとした凹凸容器は、持ったときに熱くないようにという工夫であった。その後はフラットな二重構造の容器に移行し、2000年7月には「NEWカップスター」と謳いロゴデザインを一新した[9]。2002年4月には材質構成からアルミを除き、フタも紙仕様とした[10][11]。発売から32年目の2007年には初期に近いデザインへと回帰し、フラットなままギザギザに見えるようにした[5]が、これは2006年10月に限定発売した「復刻版しょうゆ味」が好評だったのが一因だという[12]。
テレビCM
編集発売年もしくは翌年の1976年から登場したともいわれる[5]CMソングは、比呂公一[13][注 2]が作曲し(作詞は博報堂[14])、のこいのこ[注 3]が初期の歌唱を担当していた。その後、別の歌手やCM出演者によって歌い継がれてきた。
CM出演者
編集
- Creepy Nuts(2020年)
- 乃木坂46[注 11](2021年)
主な種類
編集現行
編集発売月(リニューアル月)
- しょうゆ - 1975年1月(2013年10月)[* 1][* 2][* 3]
- 2010年8月、具材「ポークダイス」を「焼ポーク」へと進化させた[N 1]。
- みそ - 1975年8月(2013年10月)[* 4]
- カレー南ばん - 1991年6月(2013年10月)[* 5]
- 幅広タイプの麺を採用している[N 5]。
- しお - 1997年4月(2013年10月)[* 6]
- とんこつ - 2001年9月(2013年10月)[* 7][* 8][N 6][N 7][N 8][注 12]
- ちゃんぽん ゆず胡椒風味 - 2014年8月( - )[* 9]
- Green Line(塩分30%カット)[注 13]
過去
編集- きつねうどん(1975年12月)[5][6][25]
- カレーうどん(1976年1月)[6]
- 焼そば(1976年3月)[6]
- カレー
- ピザ味ヌードル(1987年)
- 東京の味(1987年)
- 九州ラーメン(1987年)
- SeaFoodカレー(1988年)[26]
- お弁当にあうスープヌードル チャーシューしょうゆ味
- おにぎりにあうスープヌードル みそけんちん味
- サンドイッチにあうスープヌードル チキンコンソメ味
- 札幌みそ(1992年)(1997年リニューアル)[27][28]
- スープヌードル コンソメ味 三食入り(1993年)[29]
- とんこつ高菜(1994年5月)[30]
- 五目チャンポン(1996年1月)[31]→五目ちゃんぽん(1997年リニューアル)[5][32]
- ごま味ラーメン(1997年9月)[注 14]
- コンソメしょうゆ味[33]→コンソメ味(1998年1月)[34][35]
- カレー南ばん中辛(1998年5月)[36]
- 海鮮五目とんこつ(1998年7月)[37]
- 海鮮塩ラーメン(1999年)[38]
- チャンポン長崎風(2000年6月)[39]
- きつねうどん三角お揚げ(2000年10月)[40]
- 天ぷらそば丸ごと天ぷら(2000年10月)[40]
- 塩とんこつ(2002年1月)[41]
- ちゃんぽん(2004年10月)[42]
- ビッグ しょうゆ(2008年4月)[N 9]
- 黒しょうゆ(2008年10月)[N 10]
- ブラック ビッグ<スパイシーしょうゆ>(2008年10月)[N 11]
- レッド ビッグ<チリペッパー>(2009年3月)[N 12]
- イエロー ビッグ<スパイシーカレー>(2009年7月)[N 13]
- ピリ辛キムチ(2009年7月)[N 14]
- キムチ(2010年10月)[N 15]
- 夏限定 浅尾美和プロデュース レッドカレー(2010年6月)[* 13][N 16][12]
- スパイシーしょうゆ タテビッグ 焼ポーク コンビニ限定(2010年8月)[* 14]
- 焼ポークMAX しょうゆ(2011年1月)[* 15]
- エビチリ(2011年8月)[* 16][N 17][43]
- カレーうどん甘口 ハウスバーモントカレー使用(2012年1月)[* 17][N 18]
- カレーラーメン中辛 ハウスジャワカレー使用(2012年1月)[* 18][N 19]
- かに玉風しょうゆ味(2012年4月)[* 19][N 20]
- 担々麺(2012年8月)[* 20][N 21]
- ハヤシ味(2013年1月)[* 21][N 22]
- ホワイトシチュー味(2013年1月)[* 22][N 23]
- じゃがバター味(2013年4月)[* 23][N 24]
- とろポタ 鶏白湯ラーメン(2013年8月)[* 24][N 25]
- “かねふく明太子” 明太とんこつ味(2014年1月)[* 25][N 26]
- “ご飯がススム”キムチ味(2014年1月)[* 26][N 27][44][注 15]
- イタリアン(2014年4月)[* 27][N 28]
他、多数。
この節の加筆が望まれています。 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 1999年のリニューアルを機に、一旦「サッポロ一番」ブランドから独立していた時期もあった[2]。
- ^ 植木等の長男。植木浩史の別名義もある1948年生の作曲家。
- ^ CDアルバム『のこいのこ大全』(2006年、ビクターエンタテインメント[15]に収録されている。
- ^ カップスター九州ラーメン、カップスター東京の味。
- ^ とんこつ高菜。
- ^ ごま味ラーメン。
- ^ 五目ちゃんぽん。
- ^ ビッグしょうゆ。
- ^ 焼ポーク。
- ^ 齋藤飛鳥・白石麻衣・西野七瀬が出演。
- ^ 与田祐希・筒井あやめ ・齋藤飛鳥・梅澤美波・生田絵梨花・山下美月が出演。
- ^ かつては中国・九州地区限定だった[24]。
- ^ 「減塩サミット 2015 in 福岡」推奨。
- ^ 発売時は中国・四国・九州限定。
- ^ 株式会社ピックルスコーポレーションとのコラボ。39thカップスター誕生記念限定。
出典
編集- ^ a b c d e “サンヨー食品、「カップスター」生誕40周年で店頭デモ実施”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2015年2月2日)
- ^ サンヨー食品が「カップスター」をリニューアル - 日本食糧新聞社、日食 1999/03/12 日付 08501 号 11面 H)
- ^ ロングセラー商品「サッポロ一番カップスター」新発売 - ビジネス+IT、2006年6月16日
- ^ かいはつ秘話 「サッポロ一番 カップスター」 - サンヨー食品、2010年5月1日
- ^ a b c d e 【サッポロ一番 カップスター】味の虜に~♪愛される秘密(男の浪漫伝説 Vol.25) - ドリームメール
- ^ a b c d カップスタークイズ A.2 - サンヨー食品 cupstar.net(2007/07/26時点のアーカイブ)
- ^ 食品新聞、1992年4月24日
- ^ カップスターの日(カップスターノヒ)とは - コトバンク(デジタル大辞泉プラス)
- ^ 「NEWカップスター」発売へ(サンヨー食品販売名古屋) - 日本食糧新聞社、日食 2000/06/23 日付 08706 号 06面
- ^ サンヨー食品、サッポロ一番エコプロジェクト始動、「カップスター」フタを紙仕様 - 日本食糧新聞社、日食 2002/04/05 日付 08986 号 02面 C
- ^ 食品容器の表現力を支える 紙素材の進化 - 「日経デザイン」、2002年8月号
- ^ a b c 浅尾美和のカップめんが登場、夏限定の「カップスター」プロデュース。 - Narinari.com、2010年6月4日
- ^ 「比呂公一」の楽曲検索結果一覧 - 全音オンラインショップ
- ^ 作品コード 065-8862-0 カップスタ- - JASRAC
- ^ VICL-61933
- ^ インスタントラーメン大研究 半世紀に渡る進化の歴史と次の商品 - カレー商品化は早かったエースコック - 日経トレンディネット、2008年9月24日
- ^ 湯原昌幸プロフィール
- ^ 食品新聞、1997年8月15日
- ^ CM - ラッキィ池田 オフィシャルサイト
- ^ 「サッポロ一番 カップスター」が発売当時のパッケージに、CMには浅尾美和を起用 - モノメトロ、2007年3月28日
- ^ 浅尾美和、松方の着替え目撃でリラックス - サンケイスポーツ、2010年7月22日
- ^ サッポロ一番 Cup Star - サンヨー食品(2012/08/17時点のアーカイブ)
- ^ 乃木坂46×カップスター・和ラー サッポロ一番
- ^ サンヨー食品【カップスター】
- ^ カップめん登場と国際化 - 一般社団法人 日本即席食品工業協会
- ^ 食品新聞、1988年6月22日
- ^ サンヨー食品、「カップスター札幌みそラーメン」リニューアル発売 - 日本食糧新聞社、日食 1997/09/15 日付 08262 号 09面 D
- ^ サンヨー食品、カップ麺「札幌みそラーメン」6日リニューアル発売 - 日本食糧新聞社、日食 1997/10/01 日付 08271 号 11面 G
- ^ サンヨー食品、スープ感覚のミニ3食「カップスタースープヌードルコンソメ味」発売 - 日本食糧新聞社、日食 1993/07/02 日付 07560 号 09面 B
- ^ 「カップスター とんこつ高菜」発売(サンヨー食品) - 日本食糧新聞社、日食 1994/06/01 日付 07709 号 14面 B
- ^ サンヨー食品販売名古屋支店、中部へ「五目チャンポン」「人情屋台」発売へ - 日本食糧新聞社、1995/12/22 日付 07975 号 09面 E
- ^ サンヨー食品がカップスター五目ちゃんぽんを一新 - 日本食糧新聞社、日食 1996/12/09 日付 08137 号 14面 A
- ^ サンヨー食品、魚介エキスでコク味「カップスターコンソメしょうゆ味」22日から発売 - 日食 1996/07/08 日付 08063 号 10面 G
- ^ サンヨー食品、チキンそぼろ入り「カップスターコンソメ味」1月12日発売 - 日食 1997/12/22 日付 08307 号 09面 F
- ^ サンヨー食品、道内に「カップスターコンソメ味」発売 - 日本食糧新聞社、日食 1998/01/12 日付 08314 号 19面
- ^ サンヨー食品、3種のカレーパウダーで「カップスター南ばん中辛」18日から発売 - 日本食糧新聞社、日食 1998/05/01 日付 08364 号 09面 J
- ^ サンヨー食品「カップスター海鮮五目とんこつ」7月6日から発売 - 日本食糧新聞社、日食 1998/06/19 日付 08385 号 15面
- ^ 日本食糧新聞、1999年3月5日
- ^ 5種類のかやく入り「カップスターチャンポン長崎風」発売へ(サンヨー食品) - 日本食糧新聞社、日食 2000/04/26 日付 08681 号 16面 C
- ^ a b 「カップスターきつねうどん三角お揚げ」新発売(サンヨー食品) - 日本食糧新聞社、日食 2000/10/16 日付 08755 号 15面 F
- ^ 【カップスター】 - サンヨー食品(2002/08/13時点のアーカイブ)
- ^ サッポロ一番 カップスター - サンヨー食品(2005/02/04時点のアーカイブ)
- ^ サンヨー食品、タテ型カップめん「サッポロ一番 カップスター エビチリ」を発売 - マイライフ手帳、2011年7月12日
- ^ サッポロ一番 カップスター “ご飯がススム”キムチ - 株式会社ピックルスコーポレーション、平成25年12月24日
- * サンヨー食品 製品情報
- ^ 0101 しょうゆ
- ^ 0027 しょうゆ(2010年3月)
- ^ 0101 しょうゆ(2010年11月アーカイブ)
- ^ 0026 みそ
- ^ 0024 カレー南ばん
- ^ 0025 しお
- ^ 0137 とんこつ
- ^ 0028 とんこつ(2010年3月)
- ^ 0379 ちゃんぽん ゆず胡椒風味
- ^ 0385 Green Line しょうゆ
- ^ 0386 Green Line みそ
- ^ 0387 Green Line とんこつ
- ^ 0089 夏限定 浅尾美和プロデュース レッドカレー
- ^ 0102 スパイシーしょうゆ タテビッグ 焼ポーク
- ^ 0145 焼ポークMAX しょうゆ
- ^ 0167 エビチリ
- ^ 0205 カレーうどん甘口 ハウスバーモントカレー使用
- ^ 0206 カレーラーメン中辛 ハウスジャワカレー使用
- ^ 0225 かに玉風しょうゆ味
- ^ 0241 担々麺
- ^ 0269 ハヤシ味
- ^ 0270 ホワイトシチュー味
- ^ 0289 じゃがバター味
- ^ 0306 とろポタ 鶏白湯ラーメン
- ^ 0336 “かねふく明太子” 明太とんこつ味
- ^ 0337 ご飯がススム”キムチ味
- ^ 0350 イタリアン
- N 日本食糧新聞社 食@新製品
- ^ しょうゆ(2010年8月)
- ^ みそ(2007年10月)
- ^ みそ(2008年4月)
- ^ みそ(2009年4月)
- ^ <しょうゆ><みそ><しお><カレー南ばん><とんこつ>
- ^ とんこつ(2010年10月)
- ^ とんこつ(2011年3月)
- ^ とんこつ(2011年10月)
- ^ ビッグ しょうゆ
- ^ 黒しょうゆ
- ^ ブラック ビッグ<スパイシーしょうゆ>
- ^ レッド ビッグ<チリペッパー>
- ^ イエロー ビッグ<スパイシーカレー>
- ^ ピリ辛キムチ
- ^ キムチ
- ^ 夏限定 浅尾美和プロデュース レッドカレー
- ^ エビチリ
- ^ カレーうどん甘口 ハウスバーモントカレー使用
- ^ カレーラーメン中辛 ハウスジャワカレー使用
- ^ かに玉風しょうゆ味
- ^ 担々麺
- ^ ハヤシ味
- ^ ホワイトシチュー味
- ^ じゃがバター味
- ^ とろポタ 鶏白湯ラーメン
- ^ “かねふく明太子” 明太とんこつ味
- ^ “ご飯がススム”キムチ味
- ^ イタリアン