カタリーナ・フォン・メクレンブルク
カタリーナ・フォン・メクレンブルク(Katharina von Mecklenburg, 1487年 - 1561年6月6日)またはカタリーナ・ツー・メクレンブルク(Katharina zu Mecklenburg)は、ザクセン公ハインリヒ4世(敬虔公)の妃。メクレンブルク公マグヌス2世とゾフィー・フォン・ポンメルン=シュテティーンの娘[1]。
カタリーナ・フォン・メクレンブルク Katharina von Mecklenburg | |
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カタリーナ・フォン・メクレンブルク(ルーカス・クラナッハ画) | |
出生 |
1487年 |
死去 |
1561年6月6日 神聖ローマ帝国 ザクセン選帝侯領、トルガウ |
埋葬 |
神聖ローマ帝国 ザクセン選帝侯領、フライベルク大聖堂 |
配偶者 | ザクセン公ハインリヒ4世 |
子女 | 一覧参照 |
家名 | メクレンブルク家 |
父親 | メクレンブルク公マグヌス2世 |
母親 | ゾフィー・フォン・ポンメルン=シュテティーン |
生涯
編集カタリーナは1512年7月6日にフライベルクでハインリヒ4世・フォン・ザクセンと結婚した[2]。
カタリーナはマルティン・ルターの教えに早くから共感していたが[1]、夫は兄ザクセン公ゲオルクを恐れて1536年まで宗教改革を抑圧した[3]。その後、フライベルクはルター派が許された[4]。
ザクセン公ゲオルクがカタリーナに圧力をかけようとしたとき、カタリーナは特使に「今すぐフライベルクを離れていただければ、大変ありがたいです」と言った[5]。1539年、ザクセン公ゲオルクの死後、夫婦はドレスデンに移り、そこで宗教改革をもたらした。兄の死後ザクセン公となっていたハインリヒ4世は1541年8月18日に亡くなった。カタリーナはハインリヒ4世の死からさらに20年生き延びた。カタリーナは寡婦財産としてヴォルケンシュタイン城が与えられた。1560年にカタリーナは女性の礼儀作法に関する本を出版したが、これは文化的、歴史的に非常に興味深いものである。
子女
編集ハインリヒ4世との間に以下の子女が生まれた[6]。
- ジビッレ(1515年 - 1592年) - 1540年にザクセン=ラウエンブルク公フランツ1世と結婚
- アエミーリア(1516年 - 1591年) - 1533年にブランデンブルク=アンスバッハ辺境伯ゲオルクと結婚
- ジドーニエ(1518年 - 1575年) - 1545年にブラウンシュヴァイク=カレンベルク=ゲッティンゲン公エーリヒ2世と結婚
- モーリッツ(1521年 - 1553年) - ザクセン選帝侯
- ゼフェリヌス(1522年 - 1533年)
- アウグスト(1526年 - 1586年) - ザクセン選帝侯
脚注
編集- ^ a b Elisabeth Werl: Katharina, Herzogin zu Sachsen, geborene Herzogin zu Mecklenburg. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 11, Duncker & Humblot, Berlin 1977, ISBN 3-428-00192-3, S. 325 f. (電子テキスト版).
- ^ Stichart 1857, p. 229.
- ^ Stichart 1857, p. 237.
- ^ Stichart 1857, p. 23.
- ^ Stichart 1857, pp. 240f..
- ^ Stichart 1857, p. 233.
参考文献
編集- Elisabeth Werl: Katharina, Herzogin zu Sachsen, geborene Herzogin zu Mecklenburg. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 11, Duncker & Humblot, Berlin 1977, ISBN 3-428-00192-3, S. 325 f. (電子テキスト版).
- Franz Otto Stichart: Gallery of the Saxon princesses. Biographical sketches of all the ancestress of the royal house of Saxony, Fleischer, Leipzig, 1857, pp. 229-247 (Google Book Search).
- Theodor Distel: News on the Duchess Catherine of Saxony and her people In: New archive for Saxon history (NASG), Volume 15, 1894, ISSN 0944-8195, pp. 326 ff. (digitized).
- John Meyer: Female characters and women's sway in the House of Wettin, Weller, Bautzen, 1912.
- Sabine Ulbricht: princesses in the Saxon History (1382-1622), Sax, Beucha/Markham, 2010, ISBN 3-86729-053-9, pp. 99-125.