カショウクズマメ(火焼屑豆[1]、学名:Mucuna membranacea)はマメ科トビカズラ属つる性木本。別名ハネミノモダマ[2][1][3]

カショウクズマメ
カショウクズマメの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids
(真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: トビカズラ属 Mucuna
: カショウクズマメ
M. membranacea
学名
Mucuna membranacea Hayata

特徴

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葉は3出複葉でワニグチモダマに似るが、葉面や小葉柄に毛が多い。小葉は10–15 cm。花は旗弁も暗紫色でよく目立つ。豆果は長さ4–7 cmで、くびれず楕円形で扁平、縫合線の両側に翼が[3]、表面に迷路のような深い溝が多数あり[1]、褐色の剛毛が密生する。種子は径約2 cmのほぼ円形で、海流散布される。若葉は多毛で後まで葉の両面に残り、小葉柄にも毛が多く、豆果の表面に独特の隆起線がある点でワニグチモダマウジルカンダと異なる[1]

分布と生育環境

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石垣島、小浜島、西表島、与那国島。低地~山地の道端や林縁で、他の木や電柱によく巻き付いている。八重山列島の他に台湾の蘭嶼及び緑島にも分布し[3]、和名は緑島の旧名(火焼島)にちなむ[1]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d e (大川 & 林 2016, p. 130)
  2. ^ (米倉 & 梶田 2003)
  3. ^ a b c (立石 1997, p. 4-275)

参考文献

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  • 米倉浩司; 梶田忠『カショウクズマメ「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)』2003年http://ylist.info/ylist_detail_display.php?pass=16832024年1月28日閲覧 
  • 大川智史; 林将之『琉球の樹木』文一総合出版、2016年。ISBN 9784829984024 
  • 立石庸一「トビカズラ カショウクズマメ」『朝日百科 植物の世界』、朝日新聞社、1997年。ISBN 4023800104 

外部リンク

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