カイル・クロケット
カイル・リチャード・クロケット(Kyle Richard Crockett, 1991年12月15日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州ニューポートニューズ出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLB・アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下所属。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス (マイナー) | |
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基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | バージニア州ニューポートニューズ |
生年月日 | 1991年12月15日(33歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 190 lb =約86.2 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2013年 MLBドラフト4巡目 |
初出場 | 2014年5月16日 オークランド・アスレチックス戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集ポクオソン高等学校時代は、チームメイトにチャド・ピンダーがいた。
プロ入りとインディアンス時代
編集2013年のMLBドラフト4巡目(全体111位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプロデビューすると、8試合に登板して防御率0.00と好投。7月にA級レイクカウンティ・キャプテンズへ昇格した。A級レイクカウンティでは4試合に登板し、8月にAA級アクロン・エアロズへ昇格。9試合に登板して1勝0敗・防御率0.00・9奪三振の成績を残した。
2014年は開幕からAA級アクロン・ラバーダックス[1]でプレーし、15試合に登板して0勝0敗6セーブ・防御率0.57と好投。5月16日にインディアンスとメジャー契約を結んだ[2]。同日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。8点ビハインドの2回表1死から登板。2回表は先頭打者に四球を出すも無失点に抑えたが、3回に先頭打者のジェド・ラウリーに本塁打を打たれた。その後2死を取り、打者・ココ・クリスプの場面で降板。この日は1.1回を投げ2安打1失点1四球だった[3]。メジャー1年目から43試合にリリーフ登板し、4勝1敗・防御率1.80・22奪三振という驚異的な成績を記録した。
2015年は31試合にリリーフ登板したが、防御率4.08・勝ち星なしに終わるなど、前年ほどの好成績とはならなかった。
2016年、年々登板機会が減少して29試合のリリーフ登板だった。防御率とWHIPも年々悪化し、それぞれ5.06と1.44は自己ワーストだった。一方、成長した面としては投球イニング数を上回る三振を奪い、キャリアハイの奪三振率9.6をマークした事がある。
2017年、メジャーでは4試合の登板にとどまった。オフの11月20日にDFAとなった。
レッズ時代
編集2018年11月27日にウェイバー公示を経てシンシナティ・レッズへ移籍した[4]。12月1日にFAとなったが、8日に改めてマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]。
2018年の開幕は傘下のAAA級ルイビル・バッツで迎え、6月21日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]。7月27日にDFAとなり[7]、29日にマイナー契約でAAA級ルイビルへ配属された[5]。オフの11月2日にFAとなった。
アスレチックス傘下時代
編集2018年11月21日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加した。1月24日に傘下のAAA級ラスベガス・アビエイターズに配属された。しかし、開幕前の3月19日に自由契約となった。
ダイヤモンドバックス傘下時代
編集2019年12月12日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、年が明けた2020年1月17日に傘下のAAA級リノ・エーシズに配属された。同年2月23日にダイヤモンドバックスと再契約を結んだが、5月22日にロースターの関係で再びAAA級リノへ配属された。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2014 | CLE | 43 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 5 | .800 | 122 | 30.0 | 26 | 2 | 8 | 2 | 3 | 28 | 0 | 1 | 6 | 6 | 1.80 | 1.13 |
2015 | 31 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ---- | 107 | 17.2 | 17 | 1 | 7 | 0 | 1 | 15 | 0 | 0 | 9 | 8 | 4.08 | 1.36 | |
2016 | 29 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | ---- | 70 | 16.0 | 16 | 0 | 7 | 2 | 0 | 17 | 1 | 1 | 9 | 9 | 5.06 | 1.44 | |
2017 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 11 | 1.2 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 10.80 | 3.00 | |
2018 | CIN | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 46 | 9.1 | 16 | 1 | 2 | 1 | 0 | 11 | 1 | 0 | 8 | 6 | 5.79 | 1.93 |
MLB:5年 | 122 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 12 | .833 | 323 | 74.2 | 79 | 4 | 25 | 5 | 5 | 73 | 2 | 2 | 34 | 31 | 3.74 | 1.39 |
- 2021年度シーズン終了時
背番号
編集- 57(2014年 - 2017年)
- 51(2018年)
脚注
編集- ^ 2014年より球団名変更
- ^ “Indians promote LHP Kyle Crockett from AA Akron; option RHP Danny Salazar to AAA Columbus”. MLB.com Indians Press Release (May 16, 2014). May 17, 2014閲覧。
- ^ “Scores for May 16, 2014”. ESPN MLB (May 16, 2014). May 17, 2014閲覧。
- ^ Steve Adams (2017年11月27日). “Reds Claim Kyle Crockett From Indians” (英語). mlbtraderumors.com. 2017年12月4日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年8月2日閲覧。
- ^ Brian Scott Rippee (2018年6月21日). “Schebler to bereavement list; Peralta sent down” (英語). MLB.com. 2018年6月22日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2018年7月27日). “Reds Designate Kyle Crockett” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年8月2日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Kyle Crockett stats MiLB.com
- Kyle Crockett (@CrockPott3) - X(旧Twitter)