オーラ (人工衛星)
オーラ(英: Aura, EOS CH-1)はNASAの地球観測衛星。
オーラ / Aura | |
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Aura (EOS CH-1) | |
所属 | アメリカ航空宇宙局 (NASA) |
公式ページ | Aura |
国際標識番号 | 2004-026A |
カタログ番号 | 28376 |
状態 | 運用中 |
目的 | 大気観測 |
観測対象 | 地球 |
打上げ場所 | ヴァンデンバーグ空軍基地 |
打上げ機 | デルタIIロケット |
打上げ日時 |
2004年7月15日 10時2分 (UTC) 3時2分 (PDT) |
質量 | 2,970 kg |
発生電力 | 太陽電池 4.6 kW |
軌道要素 | |
周回対象 | 地球 |
近点高度 (hp) | 684 km |
遠点高度 (ha) | 688 km |
離心率 (e) | 0.00028312 |
軌道傾斜角 (i) | 98.2度 |
軌道周期 (P) | 98.5分 |
観測機器 | |
HIRDLS | 高解像度力学リムサウンダー |
MLS | マイクロ波リムサウンダー |
OMI | オゾンモニタリング機器 |
TES | 対流圏放射分光計 |
概要
編集地球のオゾン層、空気の質、気候を観測する。オーラはテラ(1999年打上げ)とアクア(2002年打上げ)に続く、地球観測システム(EOS)プロジェクト用の3機目の人工衛星になる。
2004年7月15日、ヴァンデンバーグ空軍基地からデルタIIロケットによって打ち上げられた。オーラはその他の衛星とA-Trainという衛星コンステレーションを構成する。
搭載装置
編集オーラは4つの大気化学の研究用装置を搭載している。
- HIRDLS — 赤外線放射をオゾン、水蒸気、CFC、メタン、窒素化合物から測定する。イギリスのNERCと共同で開発された。2008年3月17日にHIRDLSのチョッパーがシャットダウンし、以後作動していない。
- MLS — オゾン、塩素や他の微量ガスからの放射を測定し、地球温暖化における水蒸気の役割を明確化する。
- OMI — 紫外線と可視光を利用して高解像度の地図を絶えず作成する。Finnish Meteorological InstituteとNetherlands Agency for Aerospace Programmesによって開発された。
- TES — 赤外線波長で対流圏オゾンや一酸化炭素、メタン、窒素酸化物を測定する。