オーストロネシア祖語
オーストロネシア祖語はオーストロネシア語族の再建された祖語である。また下位祖語としてマレー・ポリネシア祖語、オセアニア祖語、ポリネシア祖語が再建されている。
特徴
編集オーストロネシア祖語は現在の台湾諸語とフィリピン諸語と同じく多くの接辞や焦点が存在した。オーストロネシア語族の言語は開音節言語が多いが、祖語はむしろ閉音節言語であったと考えられる。日本語との関係を指摘する一部の説については「日本語の起源#オーストロネシア語族説」を参照[1]。
祖地
編集脚注
編集- ^ 福田和良(1995)「日本語における南島語的要素」熊本女子大学国文談話会(編)『国文研究』 (40), 1-18.
- ^ Kun, Ho Chuan (2006). "On the Origins of Taiwan Austronesians". In K. R. Howe. Vaka Moana: Voyages of the Ancestors (3rd ed.). Honolulu: University of Hawai'i Press. pp. 92–93
- ^ ピーター・ベルウッド (1989)「太平洋 ―東南アジアとオセアニアの人類史―」植木武・服部研二 訳 東京:法政大学出版局
- ^ ピーター・ベルウッド(2008)『農耕起源の人類史』長田俊樹・佐藤洋一郎 訳 地球研ライブラリー no. 6 京都:京都大学学術出版会