オンジル
オンジル、またはオセレ 、ムセレ (onzil、osele、musele) はガボン東部の民族集団 (コタ人、ファン人、ムベテ人) の投げナイフ。
機能
編集斧に近い形状をしているオンジルは、サイチョウ形の刃を持つ[1]。オンジルの柄は多くは木製で、真鍮か鉄、銅のワイヤーで覆われている。 また、時々象牙からも作られる[2]オンジルはいけにえ用か、戦争用の武器として使用された[3]。コタ人はオンジルをオセレ、またはムセレと呼び、ファン人はオンジルと呼ぶ。ファン人に関連するオンジルの初期の形は、より短くまっすぐな柄を持っていた。コタ人はファン人に隣接しており、おそらくファン人からオンジルを借用した[4]。
画像
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古典的なオンジル
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珍しい魚の形のオンジル
参考文献
編集- Jan Elsen, De fer et de fierté, Armes blanches d’Afrique noire du Musée Barbier-Mueller, 5 Continents Editions, Milan, 2003, ISBN 88-7439-085-8
- Louis Perrois, L'esprit de la forêt : terres du Gabon, 1997, p. 141
- Manfred A.Zirngibl-Werner Fischer, Afrikanische Waffen
脚注
編集- ^ Fernand Grébert, Le Gabon de Fernand Grébert, 1913-1932 - Page 91
- ^ Mémoire africaine
- ^ Mary H Kingsley, West African Studies (1899), London, MacMillan, 1901
- ^ http://papke.med.ufl.edu/brian/Handfuls/V2%20Theo/chapter-8/1890-kota-bird-head.html [リンク切れ]