オルリーのサンバSamba de Orly)は、1970年ブラジル音楽家シコ・ブアルキトッキーニョヴィニシウス・ヂ・モライスの共作によるボサノヴァの歌曲である。

作詞はシコ・ブアルキによるとされる。ブラジルに軍事政権が成立すると、シコはこれに反抗して1969年ヨーロッパへ亡命。亡命中のシコをブラジルから訪ねてきた友人(トッキーニョ)が、リオデジャネイロへの帰国の途につく際、シコがフランスパリオルリー空港で見送ることになる。歌詞の内容は、その時にシコが友人に託した言葉ということになっている。

軍事独裁政権を批判する「プロテスト・ソング」の一つとされる。

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