オルニトスクス学名Ornithosuchus)は、後期三畳紀スコットランドに生息した、偽鰐類に属する主竜類爬虫類[1]。全長は約4メートルに達し、当時における典型的な肉食動物であった[1]。「鳥ワニ」を意味する属名から示されるように、20世紀前半には鳥類との祖先-子孫関係が推測されていた[2]

オルニトスクス Ornithosuchus
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜型下綱 Archosauromorpha
階級なし : 偽鰐類 Pseudosuchia
: オルニトスクス科 Ornithosuchidae
: オルニトスクス属 Ornithosuchus

かつてはカルノサウルス類の先祖であるといわれていたが[3]、現在は分類上遠縁の偽鰐類に属するとされている。

分類体系

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脚注

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  1. ^ a b マイケル・ベントン 編、鶴田暁子 訳『コーウェン地球生命史 第6版』ロバート・ジェンキンズ久保泰 監訳、東京化学同人、2023年7月24日、141頁。ISBN 9784807920488 
  2. ^ D. E. Fastovsky、D. B. Weishampel 著、藤原慎一松本涼子 訳『恐竜学入門 ─かたち・生態・絶滅─』真鍋真 監訳、東京化学同人、2015年1月30日、214頁。ISBN 9784807908561 
  3. ^ Triassic reptiles from the Elgin area: Ornithosuchus and the origin of carnosaurs (Alick Donald Walker:1964)

関連項目

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