オルデンブルク
紋章 | 地図 |
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基本情報 | |
連邦州: | ニーダーザクセン州 |
郡: | 郡独立市 |
標高: | 海抜 5 m |
面積: | 102.96 km² |
人口: |
174,629人(2023年12月31日現在) [1] |
人口密度: | 1,696 人/km² |
郵便番号: | 26001 - 26135 (旧: 2900) |
市外局番: | 0441 |
ナンバープレート: | OL |
自治体コード: | 03 4 03 000 |
市庁舎の住所: | Markt 1 26122 Oldenburg (Oldb) |
公式ウェブサイト: | www.oldenburg.de |
行政 | |
上級市長: | ゲルト・シュワンドネル (Gerd Schwandner) (無所属) |
オルデンブルク (Oldenburg (Oldb))は、ドイツのニーダーザクセン州北西部に位置する代表的な都市である。およそ16万人の人口を有し、これは同州においては州都であるハノーファー、ブラウンシュヴァイク、オスナブリュックに次ぐ第四の規模にあたる。
なお、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州に同名の町があるため、通常は Oldenburg の後に郡の略称である「(Oldb)」をつけて区別する。
地勢
編集オルデンブルク郡の中心にあり、ヴェーザー川の支流であるフンテ川とキュステン運河の合流点に位置する。北海沿岸までは約90kmの距離にある。
近隣の都市としては、約100km南に位置するオスナブリュック、45kmほど東に位置するブレーメン、50kmほど北に位置するヴィルヘルムスハーフェンなどが挙げられる。オランダとの国境にも近く、フローニンゲンまでは約110kmの距離である。
歴史
編集中世においては、オルデンブルク伯領の中心都市であった。15世紀には、オルデンブルク伯クリスチャンがクリスチャン1世としてデンマーク王に即位、オルデンブルク朝(オレンボー朝)が成立した。のち、オルデンブルク家の支流ホルシュタイン=ゴットルプ家の下で伯領から公国となった。ナポレオンによる征服後、ウィーン体制下でオルデンブルク大公国が成立し、オルデンブルクは引き続いてその中心となった。
第一次世界大戦後はオルデンブルク自由州となり、第二次世界大戦後、イギリスによる占領を得て現在へと至る。
文化と見所
編集オルデンブルク城
編集かつてこの地を治めた代々領主・君主の居所であった。1667年まではオルデンブルク伯、1785年からはオルデンブルク公家、1815年からはオルデンブルク大公家の住まいであった。
劇場
編集オルデンブルク国立劇場はニーダーザクセン州で最も古い劇場で、現在でもオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエなどを上演している。
博物館・美術館
編集2000年にオープンしたホルスト・ヤンセン美術館では、当地出身の画家ホルスト・ヤンセンの作品を約1800点所蔵している。 他にも、ニーダーザクセン州立美術館などがある。
イベント
編集毎年夏には、三週間にわたるサマーフェスティバル(Oldenburger Kultursommer)が開催されている。期間中は市街地を中心にジャズコンサートやストリートパフォーマンス等の各種イベントが連日無料で催される。
自主制作映画を対象にしたオルデンブルク国際映画祭が1994年より毎年開催されている。
ナイトライフ
編集ナイトライフの中心はヴァル通り(Wallstraße)周辺で、近年多くのバー、クラブ、カフェができ、幅広いスタイルの遊びが楽しめる。
名物料理
編集最もよく知られた郷土料理は、細かく砕いた穀物と香草を含んだピンケルというソーセージで、通常は湯がいたケールや炒めたジャガイモと合わせて食される。
その他の主要観光資源
編集- オルデンブルク旧市庁舎
- ランベルティ教会
- 市壁火薬塔跡
- 旧オルデンブルク州議会
研究・教育
編集メディア
編集日刊の一般紙として、1946年より『ノルトヴェスト新聞』が発行されている。
スポーツ
編集- バスケットボール・ブンデスリーガ(ドイツプロバスケットボールリーグの1部)所属のEWEバスケッツ・オルデンブルク の本拠地である。
交通
編集- 鉄道: オルデンブルク中央駅 - ドイツ鉄道の近郊列車(レギオナルエクスプレスやレギオナルバーン)以外にも、ICE、インターシティなどの特急列車が停車する。また、2000年に運行を開始したドイツ最大規模の私鉄、ノルトヴェストバーン(NordWestBahn)が乗り入れる駅でもある。これまで市内で唯一の鉄道駅であったが、2011年には郊外にオルデンブルク・ヴェヒロイ(Oldenburg-Wechloy)駅が開業する予定。
- 道路交通: 連邦アウトバーンのA28号線、A29号線、A293号線が市を取り囲む形で走っている。
- 路線バス: オルデンブルク中央駅のバスステーションから路線バスが接続している。乗車時に運転手から目的エリア毎に通しの乗車券を購入できる。
- 水上交通: 河港であるオルデンブルク港から小型船での航行が可能である。
オルデンブルク出身の人物
編集- デンマーク王クリスチャン1世: オルデンブルク朝の始祖
- アマーリエ・フォン・オルデンブルク: ギリシャ王オソン1世の王妃
- ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト: 近代的な教育学の生みの親
- オルデンブルク大公ペーター2世
- オルデンブルク大公フリードリヒ・アウグスト: オルデンブルク大公国の最後の大公
- ルドルフ・レーマン: 京都薬科大学創設のきっかけをつくった技師
- カール・ヤスパース: 20世紀を代表する哲学者
- ヴァルター・ベーアマン: 地理学者
- ホルスト・ヤンセン: 画家・版画家
- ウルリケ・マインホフ: ドイツ赤軍の創設者の一人
- ディーター・ボーレン: 歌手、音楽プロデューサー
- ハンス=イェルク・ブット: サッカー選手
- アルフォンス・デーケン: イエズス会司祭・上智大学名誉教授
姉妹都市
編集- ホイェ=タストルップ (Høje-Taastrup、デンマーク、1978年より)
- ショレ(フランス、1985年より)
- フローニンゲン(オランダ、1989年より)
- マハチカラ(ロシア・ダゲスタン共和国、1989年より)
- リューゲン郡(ドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州、1990年より)
- マテ・アシェル(מועצה אזורית מטה אשר, Mateh Asher、イスラエル、1996年より)
- キングストン・アポン・テムズ(イギリス、2010年より)