オルセリン酸デカルボキシラーゼ
オルセリン酸デカルボキシラーゼ(Orsellinate decarboxylase、EC 4.1.1.58)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 2,4-ジヒドロキシ-6-メチル安息香酸 オルシノール + CO2
従って、この酵素の基質は、2,4-ジヒドロキシ-6-メチル安息香酸のみ、生成物は、オルシノールと二酸化炭素の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するカルボキシリアーゼに分類される。系統名は、2,4-ジヒドロキシ-6-メチル安息香酸 カルボキシリアーゼ (オルシノール形成)(2,4-dihydroxy-6-methylbenzoate carboxy-lyase (orcinol-forming))である。他に、orsellinate carboxy-lyaseとも呼ばれる。
出典
編集- Pettersson G; Lahermo, Pertti; Tummavuori, Jouni (1965). “An orsellinic acid decarboxylase isolated from Gliocladium roseum”. Acta Chem. Scand. 19: 2013–2021. doi:10.3891/acta.chem.scand.19-2013.