オルガン協奏曲は、オルガンを独奏楽器とする協奏曲

概要

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チェンバロ協奏曲と同じくバロックから古典派初期にかけて頻繁に作曲されたが、ロマン派以降には時代の花形のピアノに主導権が移ったこともあり、作品数は激減する。近代以降は再び作品が書かれている。

同様に交響曲にオルガンを持ち込む様式も見られる。サン=サーンス交響曲第3番『オルガン付き』が特に有名だが、デュプレの『オルガンと管弦楽のための交響曲』のように、より積極的にオルガン独奏に重点が当てられた実質上の協奏曲形式も見られる。ただし『オルガン交響曲』(オルガンのための交響曲)と言った場合、ヴィドールヴィエルヌなどの作品のように、オルガン独奏曲を指す場合があり、『オルガン協奏曲』と言った場合もヨハン・ゼバスティアン・バッハ作品のように同様の場合があるので注意を要する。

作曲者と作品

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協奏曲

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オルガンを含む管弦楽作品

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オルガンが主役として扱われる作品に限る。

「オルガン協奏曲」と題する独奏曲

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上述の通り、オルガン独奏曲が「協奏曲」という名前を持つ場合がある。