オリヂナル株式会社は、東京都江東区毛利に本社を置く、ハンドクリームを中心とする化粧品医薬部外品の製造・販売をおこなう企業である。

オリヂナル株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
135-0001
東京都江東区毛利2-1-2
設立 1951年2月1日
業種 化学
法人番号 9010601002575
事業内容 スキンケア、入浴剤、フレグランス、ヘアケア製品などの製造販売
代表者 取締役社長 藤井 肇
資本金 3,500万円
従業員数 約70名
外部リンク https://www.original-co.jp/
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ハンドクリーム「ももの花」の発売元であると共に、口中香剤「カオール」など息の長いロングセラー製品を多数持つ。また日本初の香水「オリヂナル香水」を発売したことでもその名を知られる。

概要

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元々は江戸時代後期より、東京・日本橋にて香油を販売していた井筒屋香油店を前身とする。しかし諸般の関係から、井筒屋香油店は1887年(明治20年)頃に閉店を余儀なくされる。後に井筒屋香油店に在籍していた安藤福太郎1894年(明治27年)に同社の前身となる、安藤井筒堂を日本橋水天宮に設立すると共に、「象印歯磨」や「象印石鹸」を発売。新聞への積極的な広告展開が功を奏して、知名度を高めると、1899年(明治32年)には、口中香錠「カオール」を発売する。

「カオール」は新聞広告を利用した巧みな宣伝力で、高い売れ行きを上げると共に、森下博薬房(現在の森下仁丹)から発売された「仁丹」と並ぶ口中清涼剤の二大ブランドとして知名度を確立させ、戦前までその知名度を維持するに至る。その後同社は株式会社に改組するが、1926年(昭和元年)に創業者の安藤が亡くなると、創業者である安藤一族の勢力は低下し、かわって安藤の片腕として、同社を支えてきた藤井庄右衛門1951年(昭和26年)に社長の座に就くと、社名から「安藤」を排除、社名をオリヂナル薬粧と改める。

1953年(昭和28年)にはハンドクリーム「ももの花」を発売。今日まで発売され続けるロングセラーとなる。1979年(昭和54年)には現社名に変更。以後は化粧品と医薬部外品の分野を中心に、現在まで経営を続けている。

外部リンク

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