オナニーマシーン

日本のバンドグループ

オナニーマシーンは、日本パンク・ロックバンド。通称、オナマシ。「ガラスの中年」「全裸の妖精たち」を自称した[1][2]。1999年結成。

オナニーマシーン
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ハードコア・パンク
青春パンク
活動期間 1999年 - 2019年
レーベル MASTERSIX FOUNDATION
ロフトレコード
メンバー オノチン
ガンガン
旧メンバー イノマー

概要

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1999年12月24日、当時、出版社の中堅サラリーマンだったイノマーによって結成された。楽曲の歌詞やタイトルにオナニー童貞フェラチオち○こま○こなど下ネタ系統の卑猥な言葉を多用するも、思春期男子の性欲をストレートに表現された性春パンクを確立[1][2]。また、有名な楽曲や漫画・アニメソングなどをパロディー替え歌にした楽曲もある(「ポコチン」(線路は続くよどこまでも)、「タマしゃぶれ!!」(Twist and Shout)、「まいうぇい40」(My Way)、「オナマシが街に……」(聖者が街にやってくる)、「オナニーマシーン猛レース」(チキチキマシン猛レース)、「ボーイズ・ビー」(BOYS BE…)、「淫河鉄道69」(銀河鉄道999)など)。

ライブ活動を経て2002年にインディーズでCDデビュー。ライブでの過激なパフォーマンスが有名で、全裸になって演奏し[2]、観客の所に突っ込んだり、オナニーで使ったティッシュなどをばら撒いたりしている。このような数々のパフォーマンスにより、出入り禁止になったライブハウスも数多い。

2003年にサンボマスターとのスプリットアルバムの形でMASTERSIX FOUNDATIONSMEJ)から事実上メジャーデビュー2004年3月24日にアルバム『女のコ』『パンツの穴』をSMEJから、性的な面で過激な歌詞の楽曲を集めた『片思ひ』をインディーズのロフトレコードから同時リリースし、名実共にメジャー・デビューを予定するも、発売直前の3月19日に『片思ひ』の作品の内容にレコード会社が難色を示し、急遽『片思ひ』のみ発売中止となる事件が生じた[3][4]。SMEJとは契約を解消の上、『片思ひ』は3ヶ月後に再発売。以降、インディーズでの活動を続ける。

略歴

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1999年12月24日クリスマスイブに結成[1][2]2000年1月より、奇数月の最終土曜日に「ティッシュタイム」という定期ライブイベントを開催する。2001年3月、デモCD-Rみき17才』をライブ会場にて販売。2002年4月1日、1stアルバム『恋のABC』をリリースし、ロングセールスを記録。4万枚売上[5]11月27日、2ndアルバム『彼女ボシュー』をリリース。3万枚を売り上げた[5]

2003年7月24日サンボマスターとのスプリット・アルバム放課後の性春』をリリース。9月10日、シーモネーター(現SEAMO)とのコラボレーションシングル『家出/恋のABC』とアナログ盤『恋のチンチンマンマン』を同時リリース。

2004年3月24日、アルバム『女のコ』『パンツの穴』2枚同時発売でMASTERSIX FOUNDATIONよりメジャーデビュー

2006年2月14日、ライブアルバム『ティッシュタイム』をリリース。7月5日、初めてのDVD『裸の大将 〜野に咲くバカのように〜 オナマシ1999〜2006』をリリース。

2007年6月27日、3年ぶりにアルバム『義雄』をリリース。イノマー40歳記念作として、アルバム名、ジャケットともに実の父を起用した[6]

2008年4月23日、初のベスト・アルバム『オナニー大図鑑』をリリース。

2016年12月7日、10年ぶりのアルバム『冤罪』をリリース。

2018年12月5日、20周年記念アルバム『オナニー・グラフィティ』をLOFT RECORDSよりリリース。

2019年12月19日、ボーカルのイノマーが死去。

2022年7月16日、イノマーロックフェスティバルにて2年9ヶ月ぶりに復活。

メンバー

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  • オノチンギター/ボーカル1962年3月21日 - )
    青森県弘前市出身。アルバム『ティッシュタイム』で本名が「おのかつのり(漢字表記:小野勝規)[7]」であることが判明。JET BOYSのメンバーとしても活動中。また、漫画家の山下和美のアシスタントを担当している[8]
  • ガンガンドラム1968年1月9日 - )
    同じ経緯で本名が「いわもとこうじ(漢字表記:岩本幸治)」であることが判明。

元メンバー

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ディスコグラフィ

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シングル

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  1. 家出/恋のABC(2003年9月10日)※オナニーマシーン&シーモネーター名義、オリコン173位
  2. 恋のチンチンマンマン(2003年9月10日)※アナログ 500枚限定

アルバム

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  1. 恋のABC(2002年4月1日)※インディーズ
  2. 彼女ボシュー(2002年11月27日)※インディーズ、オリコン89位
  3. 放課後の性春(2003年7月24日)※スプリットアルバム オナニーマシーン/サンボマスター名義、オリコン85位
  4. 女のコ(2004年3月24日)オリコン214位
  5. パンツの穴(2004年3月24日)オリコン243位
  6. 片思ひ(2004年6月30日)※インディーズ、オリコン227位
    • 一度発売中止となった(前述)同アルバムの再発盤 以降はすべてインディーズ販売
  7. ティッシュタイム(2006年2月14日)※ライブアルバム
  8. 義雄(2007年6月27日)
  9. オナニー大図鑑(2008年4月23日)ベストアルバム
  10. 冤罪(2016年12月7日)
  11. オナニー・グラフィティ(2018年12月5日)
  1. 裸の大将 〜野に咲くバカのように〜 オナマシ1999〜2006(2006年7月5日)監督:手塚一紀 & イノマー

参加作品

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  1. THE BLUE HEARTSトリビュート「THE BLUE HEARTS SUPER TRIBUTE」(2003年4月2日)
    • 12.ブルーハーツのテーマ
  2. JUN SKY WALKER(S)トリビュート「WALK TOWARDS THE FUTURE 〜JUN SKY WALKER(S) TRIBUTE〜」(2003年)
    • 8.SUICIDE DAY

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c Biography”. オナニーマシーン公式サイト. 2014年12月10日閲覧。
  2. ^ a b c d アーティスト・プロフィール”. CD Journal. 2014年12月9日閲覧。
  3. ^ エロすぎてCD発禁へ−3人組バンド「オナニーマシーン」”. SANSPO.COM (2004年3月18日). 2014年12月10日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ 片思ひ オナニーマシーン HMVレビュー”. HMV ONLINE. 2014年12月10日閲覧。
  5. ^ a b 口腔底がん余命三年宣告でもオイラは歌う! 壮絶『オナニーマシーン』イノマーの言葉を聞け|暴走対談、TABLO、2019年3月7日。
  6. ^ オナニーマシーン('07年7月号)”. web Rooftop (2007年6月27日). 2014年12月10日閲覧。
  7. ^ PROFILE”. オノチンnet. 2014年12月9日閲覧。
  8. ^ @kazumiyamashita 2010年10月30日
  9. ^ 性春パンクバンド「オナマシ」イノマーさん、53歳で死去 口腔底がんで闘病1年5ヶ月オリコン 2019年12月19日

外部リンク

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