オチビサン
『オチビサン』は、安野モヨコによる漫画作品。『朝日新聞』にて、2007年4月から2014年3月まで連載[3]。その後、『AERA』(朝日新聞出版)に移籍し、2014年5月5日・12日合併号から2019年12月23日号まで連載された[1][2]。単行本は全10巻。
オチビサン | |
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漫画 | |
作者 | 安野モヨコ |
出版社 | 朝日新聞出版 |
掲載誌 | 朝日新聞 AERA |
発表号 | AERA 2014年5月5日・12日合併号 - 2019年12月23日号 |
発表期間 | 朝日新聞 2007年4月 - 2014年3月 AERA 2014年4月28日[1] - 2019年12月16日[2] |
巻数 | 全10巻 |
アニメ | |
原作 | 安野モヨコ |
監督 | 鬼塚大輔、釣井省吾 |
シリーズ構成 | スタジオカラー |
脚本 | スタジオカラー |
音楽 | 神前暁 |
アニメーション制作 | スタジオカラー |
製作 | NHK、豆粒町内会 |
放送局 | NHK総合 |
放送期間 | 2023年10月8日 - 2024年3月31日 |
話数 | 全24話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
概要
編集主人公・オチビサンを中心に、日本の四季の移ろいと生活を描く、フルカラーの1ページ漫画。ほのぼのしたストーリー、やわらかな色彩(ポショワール[1])で人気を集めた。
『朝日新聞』では毎週月曜の生活面に掲載。単行本第1巻〜第4巻には、リチャード・バーガーによる英訳も収録。
『AERA』版では着色は水彩画風(和紙に線画をコピーし、手作業でマスキングして、版画する)に変更されたが、その後再びポショワール技法へと変更された。
内容
編集明るく元気なオチビサンは、いつも遊びに大忙し。仲良しで読書家の犬・ナゼニ、食いしん坊のパンくいや猫の「落書きジャック」、背筋のぴんと伸びたおじい、ふしぎな友達シロッポイ、迷子のうさぎのアカメちゃん、へびくん……鎌倉のどこかにある豆粒町(まめつぶちょう)には、ゆかいな仲間がいっぱい。春はお花見、夏はアサガオ観察、秋はどんぐり拾い、冬はおしくらまんじゅう。ささやかながら確かな幸せが、そこにはある。
書誌情報
編集- 安野モヨコ『オチビサン』 朝日新聞出版、全10巻
- 2008年8月20日発売[4]、ISBN 978-4-02-250464-7
- 2009年8月7日発売[5][6]、ISBN 978-4-02-250625-2
- 2010年8月6日発売[7][8]、ISBN 978-4-02-250772-3
- 2011年8月19日発売[9]、ISBN 978-4-02-250888-1
- 2012年12月20日発売[10]、ISBN 978-4-02-251005-1
- 2014年1月21日発売[11]、ISBN 978-4-02-251130-0
- 2014年11月20日発売[12]、ISBN 978-4-02-251233-8
- 2016年9月7日発売[13]、ISBN 978-4-02-251385-4
- 2019年7月5日発売[14]、ISBN 978-4-02-251629-9
- 2021年6月18日発売[15]、ISBN 978-4-02-251690-9
絵本
編集安野モヨコによる描き下ろしで『オチビサンのひみつのはらっぱ』が講談社から2014年5月28日に発売された[16]。文は松田素子が担当した[16]。
- 原作・絵:安野モヨコ、文:松田素子 『オチビサンの ひみつの はらっぱ』 講談社〈講談社の創作絵本〉、2014年5月28日発売[17]、ISBN 978-4-06-132575-3
テレビ
編集てれび絵本
編集NHK Eテレ『てれび絵本』の題材として2014年5月より季節に合わせて「春編」「夏編」「秋編」「冬編」と1年に渡り全8回(各季節につき前後編の2回シリーズ)、2015年2月には派生絵本作品「オチビサンのひみつのはらっぱ」を前後編2回、年間10回シリーズで放送された。ナレーションは安田成美が、音楽は日下義昭がそれぞれ担当した[18]。
テレビアニメ
編集2023年10月8日(7日深夜)から2024年3月31日(30日深夜)まで、NHK総合で5分枠のショートアニメとして、土曜日付けミッドナイトチャンネル枠の長編アニメーション枠(25-30分)に続く5分枠(ただし2023年10月は24時丁度から放送)で放送された[19][20]。
キャスト
編集- オチビサン - 塙真奈美[19]
- ナゼニ - 岡本信彦[19]
- パンくい - 井澤詩織[19]
- おじい - 茶風林[19]
- シロッポイ - 久野美咲[19]
- ジャック - 後藤ヒロキ[19]
- アカメちゃん - 小倉唯[19]
- ヘビくん - 越後屋コースケ[19]
スタッフ
編集- 原作 - 安野モヨコ[19]
- 監督 - 鬼塚大輔[19]、釣井省吾[19]
- 演出 - 吉邉尚希[19]、新子太一[19]、小林彩[19]、どろみず[19]
- CGアニメーションディレクター - 石川将輝[19]、山内智史[19]、給田洋[19]
- 3Dキャラクターモデリング - 若月薪太郎[19]、山内研[19]、鈴木貴志[19]、齋藤弘光[19]
- 美術 - 矢口聖奈[19]
- 色彩設計 - 平塚のぞみ[19]
- 撮影監督 - 酒井淳子[19]
- 編集 - 木村佳史子[19]
- 映像技術 - 藤森康平
- 音響監督 - 山田陽[19]
- 効果 - 野崎博樹[19]
- 録音 - 鶴巻慶典[19]
- 音楽 - 神前暁[19]
- 制作統括 - 坂田淳、土橋圭介、奥田誠治、三上義之、緒方智幸
- プロデューサー - 寺西史、川島正規
- アニメーションプロデューサー - 桑原誠
- シリーズ構成・脚本・アニメーション制作 - スタジオカラー[19]
- 制作・著作 - NHK[19]、豆粒町内会(NHKエンタープライズ、松竹、東北新社、スタジオカラー)[19]
主題歌
編集各話リスト
編集話数 | 画コンテ | 演出 | 初放送日 |
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第1話 | 新垣れいみ | 吉邉尚希 | 2023年 10月8日 |
第2話 | どろみず | 10月22日 | |
第3話 | 松井祐亮 | 10月29日 | |
第4話 | 岩本晶 | 11月5日 | |
第5話 | 吉邉尚希 | 11月12日 | |
第6話 | 梅津朋美 | 11月19日 | |
第7話 | 新垣れいみ | 11月26日 | |
第8話 | 赤羽祐香 | 12月10日 | |
第9話 | 岩本晶 | 12月17日 | |
第10話 | 梅津朋美 | 12月24日 | |
第11話 | 鬼塚大輔 | 2024年 1月7日 |
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第12話 | 吉邉尚希 | 1月14日 | |
第13話 | 釣井省吾 | 小林彩 | 1月21日 |
第14話 | どろみず | 1月28日 | |
第15話 | 2月4日 | ||
第16話 | らっパル | 2月11日 | |
第17話 | どろみず | 2月18日 | |
第18話 | 2月25日 | ||
第19話 | 新垣れいみ | 新子太一 | 3月3日 |
第20話 | どろみず | 3月10日 | |
第21話 | らっパル | 3月17日 | |
第22話 | 岩本晶 | 3月24日 | |
第23話 | 梅津朋美 | 3月31日 | |
第24話 | 吉邉尚希 |
放送局
編集NHK総合にて2023年10月8日(7日深夜)午前0:00 - 0:05より初回放送を開始し、以降土曜深夜のミッドナイトチャンネルの長編アニメ枠(25-30分)に続く形で2024年3月31日(30日深夜)まで随時放送された[20]。
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
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2023年10月11日 | 水曜 12:00 更新 | |
2023年10月17日 | 火曜 0:00 更新 |
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火曜 12:00 更新 |
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火曜 18:00 更新 | ||
2023年10月19日 | 木曜 12:00 更新 |
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BD
編集発売日[22] | 収録話 | 規格品番 |
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2024年5月29日 | 第1話 - 第24話 | SHBR-0729 |
日本アニメ(ーター)見本市
編集日本アニメ(ーター)見本市の第18話として2015年4月17日に公開された[23]。監督・脚本は川村真司[23]、作画アニメーションはスタジオカラー、ストップモーションはドワーフ、音楽はインビジブルデザインズラボ、制作は太陽企画。
コラボレーション
編集日本全国の松竹マルチプレックスシアターズ(SMT)系映画館では、2023年12月8日から2024年3月28日までの期間限定で、スタジオカラー制作の3DCGアニメによる『オチビサン』の劇場マナーCMが上映される[24]。
脚注
編集- ^ a b c “安野モヨコ「オチビサン」AERAで始動、新たな着彩方法で”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年4月28日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b AERA [@AERAnetjp] (2019年12月16日). "2014年5月5日-12日合併号から、5年半以上、281回を数えた連載「オチビサン」が本日発売のAERA2019年12月23日号で最終回となりました。オチビサンを読むときだけは、時間の流れが少しゆっくりになりました。 安野モヨコ先生、ご愛読いただいたみなさま、長い間、ありがとうございました。". X(旧Twitter)より2023年9月9日閲覧。
- ^ 安野モヨコ(インタビュアー:坂本真子)「オチビサンと歩んだ7年 安野モヨコさんインタビュー」『朝日新聞デジタル』、朝日新聞社、2014年3月30日 。2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 1巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “安野モヨコ、現在唯一の連載作品「オチビサン」2巻発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2009年8月7日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 2巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “安野モヨコ「オチビサン」グッズ続々、3巻は本日発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2010年8月6日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 3巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 4巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 5巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 6巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 7巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 8巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 9巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサン 10巻”. 朝日新聞出版. 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b “安野モヨコ「オチビサン」の絵本、全ページ試し読み公開中”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年5月27日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ “『オチビサンの ひみつの はらっぱ』(安野 モヨコ,松田 素子)”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2023年9月9日閲覧。
- ^ “オチビサンがEテレ「てれび絵本」に、読み手は安田成美”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年4月2日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah “安野モヨコ先生の漫画『オチビサン』が、スタジオカラー制作でTVアニメ化|塙真奈美さん、岡本信彦さん、井澤詩織さんら出演声優が解禁”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2023年9月8日). 2023年9月9日閲覧。
- ^ a b c “放送・配信情報”. オチビサン. 2023年10月18日閲覧。
- ^ “森山直太朗×内田也哉子がアニメ「オチビサン」の主題歌担当”. 音楽ナタリー. ナタリー (2023年9月27日). 2023年9月27日閲覧。
- ^ “ブルーレイ”. オチビサン. 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b 高橋克則 (2015年4月18日). “安野モヨコ「オチビサン」はコマ撮りアニメ 日本アニメ(ーター)見本市第18弾”. アニメ!アニメ!. イード. 2023年9月9日閲覧。
- ^ 野澤佳悟「スタジオカラー制作「オチビサン」がSMTの映画館マナーCMに登場」『AV Watch』インプレス、2023年12月8日。2023年12月11日閲覧。
外部リンク
編集- オチビサン 公式サイト|安野モヨコ
- まめつぶ屋(オリジナルグッズを販売)
- 朝日イベント・プラス(オリジナルグッズを販売)
- 『オチビサンのひみつのはらっぱ』安野モヨコオフィシャルサイト(試し読みあり)
- オチビサン展 at 鎌倉「アンノ邸」へ行って、マンガ聖地を巡ろう - オチビサン展 at 鎌倉「アンノ邸」のイベントレポート。
- オチビサン - 松竹(アニメ公式サイト)
- オチビサン - NHK放送史
- オチビサン (@anime_ochibisan) - X(旧Twitter)
- TVアニメ「オチビサン」 (@anime_ochibisan) - Instagram