オス・ムタンチス (アルバム)
ムタンチスのアルバム
『オス・ムタンチス』(Os Mutantes)は、ムタンチスが1968年に発表したファースト・アルバム。
『オス・ムタンチス』 | ||||
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ムタンチス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | サイケデリック・ロック、トロピカリア | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール・ブラジル | |||
プロデュース | Manuel Bareinbein | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ムタンチス アルバム 年表 | ||||
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解説
編集ムタンチスも参加したオムニバス・アルバム『トロピカリア』と近い時期に発表された。本作は、『トロピカリア』にも収録された「Baby」「Bat Macumba」をムタンチスが演奏したヴァージョンや、ママス&パパスの楽曲「Once Was a Time I Thought」(1966年のアルバム『The Mamas & The Papas』に収録)をポルトガル語でカヴァーした「Tempo no Tempo」等も含む内容。カエターノ・ヴェローゾ作の「Baby」は、アレンジを大幅に変更した英語詞ヴァージョンが、『ジャルヂン・エレトリコ〜エレクトリック・ガーデン』(1971年)や『テクニカラー』(2000年)といったアルバムに収録された。
ジョン・ブッシュは、allmusic.comにおいて「当時の英米の一流サイケデリック・バンドが制作したどのアルバムよりも、ずっと実験的な内容」と評した[1]。また、『ローリング・ストーン・ブラジル』が2007年10月13日号で選出した「ブラジル音楽の偉大なアルバム100(Os 100 maiores discos da música brasileira)」では、本作が9位にランク・インした[2]。
収録曲
編集- パニス・エ・シルセンセス - "Panis et Circenses" (Gilberto Gil, Caetano Veloso) - 3:37
- 可愛いあの子 - "A Minha Menina" (Jorge Ben) - 4:41
- 時計 - "O Relógio" (Os Mutantes) - 3:29
- さよなら、マリア・フロー - "Adeus Maria Fulô" (Sivuca, Humberto Teixeira) - 3:04
- ベイビー - "Baby" (C. Veloso) - 3:00
- セニョールF - "Senhor F" (Os Mutantes) - 2:33
- バッチ・マクンバ - "Bat Macumba" (G. Gil, C. Veloso) - 3:08
- 朝一番の幸せ - "Le premier bonheur du jour" (Jean-Marie Renard, Franck Gérald) - 3:35
- 幽霊列車 - "Trem Fantasma" (Os Mutantes, C. Veloso) - 3:15
- テンポ・ノ・テンポ(悲惨な過去) - "Tempo no Tempo" (Os Mutantes, John Phillips) - 1:46
- ジンギスカンに祝福を "Ave Gengis Khan" (Os Mutantes) - 3:46
参加ミュージシャン
編集ゲスト・ミュージシャン
脚注
編集- ^ Os Mutantes (1968) - Os Mutantes : AllMusic - Review by John Bush
- ^ Os 100 maiores discos da música brasileira - Edição 13 - (Octubro/2007) - Rolling Stone Brasil - 2010年6月28日閲覧