オキサロリンゴ酸リアーゼ
オキサロリンゴ酸リアーゼ(Oxalomalate lyase、EC 4.1.3.13)、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 3-オキサロリンゴ酸 + H2Oオキサロ酢酸 + グリオキシル酸
従って、この酵素の基質は3-オキサロリンゴ酸のみ、生成物はオキサロ酢酸とグリオキシル酸の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するオキソ酸リアーゼに分類される。系統名は、3-オキサロリンゴ酸 グリオキシル酸リアーゼ (オキサロ酢酸形成)(3-oxalomalate glyoxylate-lyase (oxaloacetate-forming))である。他に、3-oxalomalate glyoxylate-lyase等とも呼ばれる。この酵素は、グリオキシル酸及びジカルボン酸の代謝に関与している。
出典
編集- Sekizawa Y, Maragoudakis ME, King TE, Cheldelin VH (1966). “Glutamate biosynthesis in an organism lacking a Krebs tricarboxylic acid cycle. V. Isolation of alpha-hydroxy-gamma-ketoglutarate (HKG) in Acetobacter suboxydans”. Biochemistry. 5 (7): 2392–8. doi:10.1021/bi00871a032. PMID 6005666.