オガルカヤ属
オガルカヤ属 (Cymbopogon) は、イネ科の属。ユーラシア大陸やオセアニアに分布する約55種(70種[1] ともされる)が所属する。オガルカヤやレモングラス、コウスイガヤなどを含み、ハーブなどに利用される種もある。
オガルカヤ属 | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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英名 | ||||||||||||||||||
Lemon grass | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
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概要
編集利用
編集インド原産のレモングラスなどはハーブとして用いられる。シトラスのような香りをもち、葉をそのまま使用したり、乾燥パウダーの形で用いられる。主に茶やスープ、カレーの風味付けとして使用される。ズブロッカに入っているバイソングラスもこの一種である。
またオガルカヤ属の種からとった油などには、抗カビ作用があることも報告されている[2] ため、殺虫剤や虫除けとしても利用される。
また薬用のハーブとして使用されることもあり、ブラジルでは不安をのぞくための民間療法として、レモングラスの茶が利用されている[3]。しかしこれはヒトに効果がないことが研究で明らかになっている[4]。またレモングラスの茶は、接触性皮膚炎 (en) の再発を起こすことすらあるとされる[5]。
抗がん作用
編集2006年に、イスラエルのベングリオン大学 (en) の研究チームが、レモングラスにふくまれるシトラールに、がん細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導する効果があることを発見した。[6]。このため、がん治療に利用されることが期待されている。
ギャラリー
編集-
販売されているレモングラス
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下ごしらえされたレモングラス
主要な種
編集- レモングラス - C. citratus
- パルマロサグラス - C. martini
- コウスイガヤ(シトロネラグラス) - C. nardus
- オガルカヤ - C. tortilis var. goeringii
- ジャワシトロネラソウ - C. winterianus Jowitt
脚注
編集- ^ a b c Flora of China (2006) 22: pp.624–631.
- ^ Shadab, Q., Hanif, M. & Chaudhary, F.M. (1992) Antifungal activity by lemongrass essential oils. Pak. J. Sci. Ind. Res. 35, 246-249.
- ^ Blanco MM, Costa CA, Freire AO, Santos JG, Costa M (March 2009). “Neurobehavioral effect of essential oil of Cymbopogon citratus in mice”. Phytomedicine 16 (2-3): 265–70. doi:10.1016/j.phymed.2007.04.007. PMID 17561386.
- ^ Leite JR, Seabra Mde L, Maluf E, et al. (July 1986). “Pharmacology of lemongrass (Cymbopogon citratus Stapf). III. Assessment of eventual toxic, hypnotic and anxiolytic effects on humans”. J Ethnopharmacol 17 (1): 75–83. doi:10.1016/0378-8741(86)90074-7. PMID 2429120.
- ^ Bleasel N, Tate B, Rademaker M (August 2002). “Allergic contact dermatitis following exposure to essential oils”. Australas. J. Dermatol. 43 (3): 211–3. doi:10.1046/j.1440-0960.2002.00598.x. PMID 12121401.
- ^ Dudai N, Weinstein Y, Krup M, Rabinski T, Ofir R (May 2005). “Citral is a new inducer of caspase-3 in tumor cell lines”. Planta Med. 71 (5): 484–8. doi:10.1055/s-2005-864146. PMID 15931590.