オオフラミンゴ(学名:Phoenicopterus roseus)は、フラミンゴ目フラミンゴ科に分類される鳥類の一種。

オオフラミンゴ
オオフラミンゴ Phoenicopterus roseus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フラミンゴ目 Phoenicopteriformes
: フラミンゴ科 Phoenicopteridae
: フラミンゴ属 Phoenicopterus
: オオフラミンゴ P. roseus
学名
Phoenicopterus roseus
Pallas, 1811
シノニム
  • Phoenicopterus antiquorum
  • Phoenicopterus ruber roseus
和名
オオフラミンゴ
ヨーロッパフラミンゴ
英名
Greater Flamingo

フラミンゴ科の鳥の中で最も広く分布している種である。別名はヨーロッパフラミンゴ

分布

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アフリカの一部、トルコを含む南西アジア、インド湾岸を含む南アジアスペインキプロスポルトガルフランスカマルグ地方を含む南ヨーロッパなどで見ることができる。一部は渡りをし、繁殖の北限はしばしば変わる。1988年にはオーストラリア領のココス諸島で1羽が見つかっている。

形態

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全長120-150cmで、フラミンゴの中でも大きな種である[1]

ほとんどの羽毛はピンクがかった白色だが、の雨覆羽が赤く、風切羽が黒い。くちばしはピンク色で先端だけが黒い。足は全体がピンクである。幼鳥の頃の羽毛は黒い。ガチョウのような声で鳴く。

生態

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他のフラミンゴと同様に、この種もを盛り上げて作ったの中に白亜のを一つ産む。ベニイロフラミンゴチリーフラミンゴと関係が深く、ベニイロフラミンゴのシノニムとして扱われることもある。

寿命が長く、飼育個体では44歳、野生個体では33歳まで生きた記録がある。また集合性が強く、最大のコロニーには20万のつがいがいた[1]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b 『世界鳥類大図鑑』ネコ・パブリッシング、2009年、155頁。 

参考文献

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