オオヒラウスユキソウ
オオヒラウスユキソウ(大平薄雪草、学名:Leontopodium miyabeanum )は、キク科ウスユキソウ属の多年草。高山植物[3][4]。
オオヒラウスユキソウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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筑波実験植物園植栽 2015年5月
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Leontopodium miyabeanum (S.Watan.) Tatew. ex S.Watan.[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
オオヒラウスユキソウ(大平薄雪草)[3] |
ハヤチネウスユキソウの変種とする見解もあった[5][6]が、花のつく茎の葉の数や形が異なり、雌雄異株の傾向が強いことから、ハヤチネウスユキソウとは独立した別種とされている[1][2][3][4]。
特徴
編集茎の高さは10-30cmになり、分枝しないで、白い綿毛がある。茎につく葉は15-30個が互生し、先端が急に細くなる。花期は8月。雌雄異株の傾向があり、頭花は雄花だけのもの、雌花だけのものとなるのが多く、まれに雌雄両花をつける個体もある。頭花の縁に星状につく苞葉は白い綿毛が密生し、先端は円みを帯びる。苞葉の数はハヤチネウスユキソウより多い[3][4]。
ハヤチネウスユキソウとともに、日本産のウスユキソウの中ではもっともヨーロッパのエーデルワイスに似た外見だと言われている。和名は自生地の大平山(おおびらやま)から来ている。
分布と生育環境
編集北海道後志総合振興局管内の大平山と夕張山地の崕山(きりぎしやま)のみに特産する種で、高山帯の石灰岩地の岩場に生える[3][5][4]。
保全状況評価
編集絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
(2012年環境省レッドリスト)
脚注
編集参考文献
編集- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』、1981年、平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』、1988年、山と溪谷社
- 清水建美、木原浩『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』、2002年、山と溪谷社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- 生物多様性情報システム, 環境省