オオクイナ
オオクイナ(大水鶏[1]、Rallina eurizonoides)は、ツル目クイナ科オオクイナ属に分類される鳥類。
オオクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
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オオクイナ Rallina eurizonoides
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保全状況評価[a 1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Rallina eurizonoides (Lafresnaye, 1845) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オオクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Banded crake Slaty-legged crake |
分布
編集- R. e. amauroptera
冬季になるとスリランカへ南下し越冬する[2]。
- R. e. eurizonoides
- R. e. formosana
- R. e. minahasa
- R. e. sepiaria オオクイナ
日本(八重山列島、沖縄島、宮古島)[2][3][4][5][6][a 2]
- R. e. telmatophila
形態
編集全長21-26センチメートル[3]。翼開張47.5センチメートル[3]。和名はヒクイナより大型であることが由来[1]。頭部や胸部の羽衣は赤褐色[2][4][5][a 2]。後頸から体上面の羽衣は暗緑褐色や暗黄褐色[2][3]。腹部から尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は白く、黒や灰黒色の横縞が入る[2][3][4][5][6][a 2]。
虹彩は赤い[2][3][5][a 2]。嘴は緑色で、先端は暗褐色[2]。後肢は灰緑色[6]。
- R. e. sepiaria オオクイナ
分類
編集- Rallina eurizonoides amauroptera
- Rallina eurizonoides eurizonoides (Lafresnaye, 1845)
- Rallina eurizonoides formosana
- Rallina eurizonoides minahasa
- Rallina eurizonoides sepiaria (Stejneger, 1887) オオクイナ
- Rallina eurizonoides telmatophila
生態
編集標高1,600メートル以下にある常緑広葉樹林や草原などに生息する[2]。夜行性[4]。
食性は雑食で、昆虫、貝類、植物の根、種子などを食べる[2][4][a 2]。
繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。4-8月に地表や地表から1メートルの高さにある樹上に枯草を組み合わせた巣を作り、4-8個の卵を産む[4][a 2]。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は14日[2]。
人間との関係
編集日本では人為的に移入されたイヌやノネコなどによる捕食による生息数の減少が懸念されている[6][a 2]。また生息数が増加しているシロハラクイナとの競合によっても生息数が減少している[a 2]。
- R. e. sepiaria オオクイナ
参考文献
編集- ^ a b 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、135頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、67、163頁。
- ^ a b c d e f g h i 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、167頁。
- ^ a b c d e f 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社、1986年、184頁。
- ^ a b c d 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、201頁。
- ^ a b c d e f 『沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)-動物編-』、沖縄県文化環境部自然保護課編 、2005年、65-66頁。