エレクトロスター
エレクトロスター(Electrostar)は、アドトランツと後継のボンバルディア・トランスポーテーション社が生産する電車のシリーズ名である。ダービーのボンバルディア工場で、イギリス国鉄民営化後の1999年から2017年までの18年にわたり製造された[1]。基本設計を同じくする気動車シリーズとしてターボスターがある。
ロンドン近郊と周辺地域を結ぶ路線を中心に投入されている。最初の形式は1999年に登場した357形で、これに続いて375形、377形が登場している。2009年にはロンドン・オーバーグラウンド向けに378形「キャピタルスター」が投入されている。
南アフリカへ輸出された車両もあり、ハウトレインのヨハネスブルグ - プレトリア間とヨハネスブルグ国際空港線で運行されている。これらはダービーで南アフリカの企業と共同で生産される[2]。
形式一覧
編集形式 | 画像 | 運営会社 | 登場年 | 編成数 | 電力 | 編成両数 | ドア構造 | 貫通路 |
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357形 | c2c | 1999年 | 72 | 交流 | 4両 | プラグドア | 非貫通 | |
375形 | サウスイースタン | 2001年 | 112 | 直流 | 3両または4両 | プラグドア | 貫通 | |
376形 | サウスイースタン | 2004年 | 36 | 直流 | 5両 | 引き戸 | 非貫通 | |
377形 | サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ) サウスイースタン |
2002年 | 239 | 交直流 | 3両または4両、5両 | プラグドア | 貫通 | |
378形 | ロンドン・オーバーグラウンド | 2009年 | 57 | 交直流 | 5両 | 引き戸 | 貫通 | |
379形 | グレーター・アングリア | 2011年 | 30 | 交流 | 4両 | プラグドア | 貫通 | |
387形 | |
ガトウィック・エクスプレス(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ) グレート・ノーザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ) グレート・ウェスタン・レールウェイ c2c |
2014年 | 107 | 交直流 | 4両 | プラグドア | 貫通 |
側面図
編集脚注
編集- ^ Last-ever Electrostar finished in Derby as 18 years of production come to an end Rail Technology Magazine、2017年11月28日
- ^ [1]