エリッヒ・ヴァルター
エリッヒ・ヴァルター(Erich Walther、1903年8月5日 - 1947年12月26日)は、ドイツの警察官、空軍軍人。最終階級はドイツ国防軍空軍少将。第2次世界大戦時のドイツ空軍の降下猟兵部隊の将軍である。
Erich Walther | |
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1903年8月5日 - 1947年12月26日 | |
生誕 | ザクセン王国、ゴルデン |
軍歴 |
1924-33年(ベルリン警察) 1933-35年(プロイセン州警察) 1935-45年(ドイツ空軍) |
最終階級 | 降下猟兵少将 |
指揮 |
第1降下猟兵連隊/第I大隊 第1降下猟兵連隊/第III大隊 第4降下猟兵連隊 ヴァルター戦闘群 第2降下装甲師団ヘルマン・ゲーリング |
戦闘 |
西部戦線、クレタ島の戦い 東部戦線、イタリア戦線 |
勲章 | 柏葉・剣付騎士鉄十字章 |
軍歴
編集エリッヒ・ヴァルターは1924年4月1日に幹部候補生としてベルリン警察に入署した。1933年にヴェッケ警察部隊に少尉として移籍し1935年10月1日にゲネラル・ゲーリング連隊の第3小隊の指揮官になった。同年5月には降下猟兵資格取得コースを終了し、その後大尉に昇進した。
オランダ侵攻でヴァルターと彼の第1降下猟兵連隊/第I大隊はオランダのドルトレヒト近郊に降下した。1940年5月27日にヴァルターは第3山岳歩兵師団の援軍でノルウェー侵攻に参加した。エデュアルト・ディートル将軍はノルウェーでのヴァルターの勝利への決定的な貢献に対し個人的に謝意を表した。1940年6月19日にヴァルターは少佐に昇進した。
クレタ島への空挺攻撃のメルクール作戦でヴァルターはイラクリオンに於いてカール=ロタール・シュルツ率いる第1降下猟兵連隊/第III大隊と共に戦い、5月29日に部下の降下猟兵を引き連れ街に進軍した。
ヴァルターは東部戦線ではレニングラード近郊で戦い、そこでの功績により金ドイツ十字章を授与された。1942年4月20日にヴァルターは大佐に昇進し、9月には第4降下猟兵連隊の指揮官に任命された。
ヴァルターと部下の降下猟兵たちはシチリアでシメト(Simeto)橋の北で防衛戦を行い、モンテ・カッシーノでは彼の連隊は丘の上を守った。
ヴァルターは西部戦線でヴァルター戦闘群の指揮官として戦った。連合国軍のマーケット・ガーデン作戦中にはナイメーヘンとアーネムで敵の空挺攻撃に対して巧妙に防御した。その後ヴァルターは東プロイセンで第2降下装甲師団ヘルマン・ゲーリングを指揮した。1945年1月30日に少将に昇進したが、1945年5月8日には赤軍の捕虜となった。
エリッヒ・ヴァルターは1947年12月26日にブーヘンヴァルト強制収容所で死去した。
受勲
編集出典
編集- Berger, Florian, Mit Eichenlaub und Schwertern. Die höchstdekorierten Soldaten des Zweiten Weltkrieges. Selbstverlag Florian Berger, 2006. ISBN 3-9501307-0-5.
- Fellgiebel, Walther-Peer. Die Träger des Ritterkreuzes des Eisernen Kreuzes 1939-1945. Friedburg, Germany: Podzun-Pallas, 2000. ISBN 3-7909-0284-5.