エリア567
自衛隊訓練空域
(エリアQから転送)
エリア567(英: Area 567)は、中国山地の一帯の広島県や島根県などにまたがる自衛隊訓練空域のこと[1]。
自衛隊の訓練空域は「エリアQ」と呼ばれ[1]、また一部が「エリア7」ともかぶっているが、これらは米軍に利用されており、アメリカ側が「エリア567」と呼称している[2]。主に岩国飛行場に駐留する在日米軍を中心として、アメリカ軍によって訓練区域として利用されており、低空飛行訓練も行われている[3][4]。大部分が岩国空域に含まれる[5][6]。
概略
編集メディア外部リンク | |
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画像 | |
区域の地図 - 論座(谷田邦一『米軍機の低空飛行訓練を問う〈上〉“違法な爆音”追い込む「草の根レーダー」』) | |
映像 | |
特権を問う :住民「目標」の「戦闘訓練」なのか 超低空で米軍機飛ぶ広島「エリア567」の恐怖 - 毎日新聞 |
「エリアQ」と「エリア7」はそれぞれ航空自衛隊の高高度訓練空域と低空度訓練空域である[7]。「エリアQ」の区域の中に、「エリア7」は設定されている。この二つの空域は一体のものとして、主に米軍の訓練に供されており、岩国飛行場に駐留する在日米軍が中心となっているとみられている。
脚注
編集- ^ a b 半田滋 (2021年8月5日). “米軍の「危険な低空飛行と騒音」に悩まされる、広島県の「深刻な実態」”. 現代ビジネスオンライン. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “広島・島根ルポ 米軍低空飛行の現場 地響き 泣く園児”. 赤旗. (2012年7月4日)
- ^ “社説 「エリア567」訓練 なぜ住民に情報伝えぬ”. 中日新聞. (2013年4月16日)
- ^ “【朝刊先読み!】米軍機騒音、5地点で過去最多 旭町は1030回超え”. 山陰中央新報デジタル. (2021年12月22日)
- ^ “群馬・中国山地の自衛隊空域 爆音 わがもの顔 米軍が管制 米軍機のみ訓練”. 赤旗. (2013年4月23日)
- ^ 第183回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号 平成25年4月15日 (国会会議録検索システム)
- ^ 吉田敏浩 (2019). 横田空域 日米合同委員会でつくられた空の壁. 角川. pp. 152~189. ISBN 9784040822327