エマ理永
エマ理永(エマ りえ)は日本のファッションデザイナー。主にウェディングドレスのデザイナーとして活動。自身のブランドとして「エマリーエ(EMARIE)」を持つ。2017年までは松居エリという名で活動していたが[1]、2017年デザイナー名をエマ理永に改名。以後 ブランド「エリ松居」は他社が運営していて、デザイナーエマ理永は、関与していない。現在ブランド「エマリーエ」はエマ理永がデザイン、制作をしている。
来歴
編集愛知県生まれ、愛知県立旭丘高等学校美術科卒業後、武蔵野美術短期大学工芸デザイン科を卒業。1983年に渡米しウィリアム・レイニー・ハーパー・カレッジ(Harper College)のファッションデザイン科にて学ぶ。1988年「エリ松居Japan」を設立。1993年に渡仏。1999年に帰国し武蔵野美術大学で物理学者、数学者と活動し研究を開始。東京コレクションにも参加。2013年に株式会社 EMCreationを設立。
2017年にデザイナー名をエマ理永に改名。
以後エマ理永のブランドは「エマリーエ」「EMarie」として発表
ブランド名「エリ松居」は別の会社が運営し、エマ理永は現在関与していない。
2005年〜2007年 スペース・クチュールコンテスト実行委員会委員長。
宇宙ウェア開発ユニット(JAXA宇宙航空研究開発機構 )
宇宙オープンラボ 宇宙ビジネス提案 選定ユニット)ユニットリーダー。
2007年〜2009年 東京造形大学 非常勤講師 特任教授
■コレクション・ショー
1990 ■「曲面、数学的、幾何学的造形」
■「位相幾何学、トポロジー的造形 —トポロジスト 圓山憲子博士とのコラボレーション
2000 ■「数学コンピュータソフト <MATHEMATICA>とのコラボレーション」
■「脳・心・コンピュータ&ファッション —理化学研究所脳科学総合研究センター
ブレインウェイ・グループ・グループ・ディレクター 松本元博士とのコラボレーション」
2001 ■「共鳴 or 侵食 —身体からコンピュータ内の身体へ、すなわち仮想の身体へ
—CGチームGAグラフィックス原田慎吾氏とのコラボレ-ション
■「想起が生む時間。不在の服。 —映像作家 真木雄一氏とのコラボレーション」
2002 ■「変貌するエロティックな非生命体 一つの細胞から始まる生命体/実体なき実体」
■ 「衣—弓道 作法、型に沿うことで解き放たれる自由な衣、弓道
2003 ■「永遠なる瞬間 —過去・現在・未来を螺旋するフォルム、ウエディング・ドレス」
■「ヒューマノイド—情動 —情動を持つ人口知能、逆説的な人間性の想起
2004 ■「ムゲンへの感触—視覚認知科学者 ハルト J・バントンダ博士とのコラボレーション」
2008 ■「思考する服 —服は思考する。
—映像作家 大原勲氏 プロダクトデザイナー川原万一氏とのコラボレーション」
2010 ■「数理工学、アート、そしてファッション
—東京大学生産技術研究所教授 合原一幸博士、ビジュアル・アーティスト木本圭子氏とのコラボレーション」
2011 ■ Worldsleep 国際睡眠学会にて
時間生物学研究者Anna Wirz-Justice PhD スイス・バーゼル大学 時間生理学、神経科学 本間さと博士 北海道大学
■東京スイーツコレクション パティシエ12人とのコラボレーション大橋氏 辻口氏 鎧塚氏etc.
2016 ■本当の花嫁さんのファッションショー パークハイアットホテル
2018 ■本当の花嫁さんのファッションショー グランドハイアットホテル
2019 ■人間知能と人間の感性の融合による新しい価値の創出
AI 理化学研究所AIP 東京大学IRCNとのコラボレーション
■アート展
2002 ■「『芸術と医学』展 —メタファーとしての医学— 感覚する服 —」/ NTTインターコミュニケーション・センター[ICC](東京)
2005 ■「『世界の呼吸法 アートの呼吸 呼吸のアート』展」 /川村記念美術館(千葉)
「ファッション・ライブ 融点 = メルティング ポイント 呼吸 —呼吸しあう大気の中で混じ合う自己と他者。
—映像作家 豊崎洋二氏とのコラボレーション /川村記念美術館(千葉)2009
■「『自己+他者+他者』展 —映像作家 豊崎洋二氏とのコラボレーション」 /ギャラリーなつか(東京)
■その他の活動
2005 ■ 第56回国際宇宙会議福岡大会開会式に出品。 宇宙航空研究開発機構 JAXA
関連イベント「宇宙フェア」にて、プラネタリウム「メガスター」内でのギャラクシー・ミニコレクションショーを開催。
2006 ■ フランスでの展示会「Rendez-vous femme」に出展。
展示とミニ・コレクションショーのインスタレーション。
■ 新橋演舞場での舞台「魔界転生」衣裳を担当。
( 原作:山田風太郎 脚本・演出:G2 制作:松竹株式会社 出演:中村橋之助、成宮寛貴、藤谷美紀 ほか)
■ スペース・クチュール・デザインコンテスト 公開ショー形式最終審査会を、
同コンテスト委員長として主催 審査員長として最優秀デザイナー選考に参加。 /東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 フォーラムにて
2008 ■「あらたな工学的感性を養う教育プログラム シンポジウム
—サイエンスとファッションの出会い(京都工芸繊維大学主催)」にパネリスト
2012 ■IHES フランス高次数学研究所 IHES [MATHEMATICS&BEAUTY]
GARA PARTY に招かれる /フランス領事館 (ニューヨーク)
2013 ■ブロードバンド・アソシエーション主催 クリエイターズサロンで講演 異分野交流から見えてくるクリエイト
2013 ■SEEDS Conferenceに登壇
2016 ■日本図学会 アジア図学会議で登壇 招待講演兼ADMC 審査員―東大駒場
2019 ■数学セミナー 数学×ファッション〜複雑系とウエディングドレスから見る数理美
ー東京ガーデンテラス紀尾井町
2021 ■スタンフォード大学との提携の横浜市立大学 データサイエンス学部
WiDS データサイエンスのシンポジウムに登壇
■スタンフォード大学によりベストスピーカーに選ばれる
■日本科学未来館にてIRCNの展示にドレスを展示
2022 ■東大駒場博物館にドレスを展示
■サイエンスアゴラに出品
2023 ■ICT CONNECT21水曜サロンに登壇 STEAM教育について
バンド活動 ケアレス神経細胞 作詞作曲 ボーカル
■メディア&プレス(海外) 関連文献/記事掲載
ec/art 02_03 haute/couture&mathematiques/japan France
nature 4 July 2002 Science in culture Natural style Idea taken from science are proving to be fashionable. U.K.
The New York Times May16,2006 Science Times On the Runway:Spacewear Meant to Dazzle,
Even in Zero Gravity U.S.A.
The Guardian May 3 2006 Science Weight design for first astrobride U.K. math HORIZONS September 2007 High Fashion goes Mathematical U.S.A.
著書
編集『感覚する服 Sensing Garment』工作舎 2016 ISBN 978-4-87502-471-2
注意*2017以前は松居エリの名前で、活動していたため記載が松居エリになっていることが多い。現在のブランド「松居エリ」とは関係がない。