エマニュエル・ジョフロア

エマニュエル・ジョフロア(Emmanuel Geoffroy, 1862年1894年[1])はフランス植物学者探検家である。

マルティニークフランス領ギニアに紀行し、天然ゴムを作りだす樹木を探索した。また、それらの地域に生育するハリエンジュ属 (Robinia) の植物が、魚に対する毒として用いられていることをフランス領ギニアの原住民から学んでからは、それらの研究を行った。特に、当時 Robinia nicou の学名が与えられ、現在では Lonchocarpus nicou とするのが正しいとされている植物は、彼の学位論文[2]の題材となった[3]

ジョフロアはロテノンを発見してニコウリン (nicouline) と名づけていたが、これは彼の死後になってから明らかにされた[3]

1894年に寄生虫感染症により死去した[4]

参考文献

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  1. ^ Catalogue of the Books, Manuscripts, Maps and Drawings in the British Museum (Natural History). 2 (E-K). (1904). pp. 655. https://books.google.co.jp/books?id=ieJGAAAAMAAJ&redir_esc=y&hl=ja 
  2. ^ Geoffroy, Emmanuel (1895). “Contribution à l'étude du Robinia Nicou Aublet, au point de vue botanique, chimique et physiologique”. Extrait des Annales de L'Institut Colonial de Marseille 2: 1–86. 
  3. ^ a b Ambrose, Anthony M.; Haag, Harvey B. (1936). “Toxicological study of Derris”. Industrial & Engineering Chemistry 28 (7): 815–821. doi:10.1021/ie50319a017. 
  4. ^ Useful tropical plants”. ASNOM (2008年1月2日). 2008年3月16日閲覧。