エピック・レコード

ソニーグループのアメリカのレコードレーベル
エピック・レコーズから転送)

エピック・レコード(Epic Records)はアメリカ合衆国レコード・レーベルで、米ソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社。

エピック・レコード
Epic Records
親会社ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)
設立1953年
販売元アメリカ合衆国の旗 ソニー・ミュージックエンタテインメント
日本の旗 ソニー・ミュージックレーベルズ/ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
ジャンル様々
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
本社所在地ニューヨーク
公式サイトEPICRECORDS.com

日本ではソニー・ミュージックレーベルズ(SML)社内カンパニーであるソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI)より発売。

インプリント・レーベル

編集

沿革

編集

オリジナルはコロムビア/CBSレコードジャズクラシック音楽を専門に取り扱うレーベルとして1953年に創設された。著名なクラシックのミュージシャンとして、ジョージ・セルクリーヴランド管弦楽団ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ジュリアード弦楽四重奏団アンタル・ドラティなどが挙げられるが、現在は多種多様なジャンルの音楽を供給している大手レーベルとなった。

1988年に親会社のCBSレコードグループがソニーに買収される(1991年にCBSレコードはソニー・ミュージックエンタテインメントに改称)。2004年に米ソニー・ミュージックはベルテルスマン傘下のBMGと合併、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメントを発足した。2008年にソニーは、ソニーBMG株式のベルテルスマン持分を取得しソニーBMGを完全子会社化(2009年にソニー・ミュージックエンタテインメントに改称)。現在はエピック・レコードは、ソニー・ミュージックの傘下にある。

日本コロムビア時代の日本のエピック・レコード

編集

日本において初めてエピック・レコードを発売したのは日本コロムビア傘下の日蓄工業で、1956年9月に第1回新譜が発売された[1]。その後1962年に日蓄工業のレコード制作部門は日本コロムビアに併合され[2]、1968年6月末までに同社が取り扱っていたCBS(コロムビア)レコードと共に日本国内における新譜の発売を終了、その後の日本におけるエピック・レコードは1971年7月にCBS・ソニーレコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)の派生レーベルとして機能することとなった。

レーベルマークの変遷

編集
  • 初代(設立時〜1960年代)、5代目(1999年〜2006年):「EPIC」の周りを放射線のようなものが囲んでいる。1999年~2006年の間に再使用されている(日本市場では2000年以降このマークを使用中。また、日本コロムビア時代の1968年までに発売されたレコードおよび1971年7月にCBS・ソニーレコードから発売された当初のレコードも同様)。
  • 2代目(1970年代〜1978年頃まで):「E」の字(小文字の"e")を円状にあつらえたもの。ロゴマークの下には活字体(ヘルベチカ)の「Epic」入り。
  • 3代目(1978年頃〜1990年)、6代目(2006年〜2011年)、8代目 (2016年〜):筆記体で「Epic」と描かれたもの。2006年から5年間、同社のロゴマークとして復活(日本市場では洋楽部門のみ再度、再々度採用し、邦楽部門でも25周年記念のイベント『LIVE EPIC 25』にて限定採用)。
  • 4代目(1991年〜1999年):「E」の字を幾何学的にした牧歌的な雰囲気のもの。
  • 7代目(2011年〜2015年):赤色のローマン体の小文字(日本市場では洋楽部門のみ使用し、邦楽部門は未採用)。

ミュージシャン(過去の所属者も含む)

編集

脚注

編集
  1. ^ 月報 日蓄工業 1950年代
  2. ^ 月報 日蓄工業(コロムビア) 1960〜1962年

関連項目

編集

外部リンク

編集