エニイ・タイム・アット・オール
「エニイ・タイム・アット・オール」(Any Time at All)は、ビートルズの楽曲である。1964年に発表された3作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ハード・デイズ・ナイト』のB面1曲目に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、主にジョン・レノンによって書かれた楽曲で、ミドルエイトのみポール・マッカートニーによって書かれた[2]。
「エニイ・タイム・アット・オール」 | ||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『ハード・デイズ・ナイト』 | |||||||||
英語名 | Any Time at All | |||||||||
リリース | 1964年7月10日 | |||||||||
録音 |
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ジャンル | ロック[1] | |||||||||
時間 | 2分13秒 | |||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||
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構成
編集「エニイ・タイム・アット・オール」は、当時ビートルズの楽曲の多くで見られる「ティーンエイジャーの恋愛」をテーマとした楽曲で、リンゴ・スターによるスネアドラムのスラップが2発入ったあと、レノンのボーカルに続く[1]。
1980年のインタビューで、レノンは本作について「『イット・ウォント・ビー・ロング』と似た感じの曲。CからAマイナーをシャウトしてる」と語っている[3][4]。
1988年4月8日にロンドンで開催されたサザビーズのオークションにおいて、レノンによる本作の手書きの歌詞が6,000ポンドで身元不明の一般人によって落札された。
レコーディング
編集本作のレコーディングは、1964年6月2日にEMIレコーディング・スタジオで行われた。スタジオに持ち込まれた当時は歌詞が未完成で[5]、この時にマッカートニーによってミドルエイトの歌詞が提案された。
サビにおいてタイトルが3回繰り返されるが、2回目の「Any Time At All」はレノンにとってキーが高いことから、マッカートニーが歌っている[6][7]。
クレジット
編集※出典[8]
カバー・バージョン
編集- ブルー・アッシュ - 1973年に発売されたアルバム『No More No Less』に収録[9]。
- C・B・ビクトリア - 1976年に発売されたアルバム『Dawning Day』に収録。
- ニルス・ロフグレン - 1981年に発売されたアルバム『Night Fades Away』に収録[10]。
- オーパス - 1990年に発売されたアルバム『Magical Touch』に収録[11]。
- ドゥイージル・ザッパ - 1991年に発売されたアルバム『Confession』に収録[12]。
- オーケー・ゴー - 2012年に発売されたコンピレーション・アルバム『Twelve Days of OK Go』に収録。
- ヴィッキ・ラブランド - 2012年に発売されたトリビュート・アルバム『Fried Glass Onions, Vol. 4: Memphis Loves the Beatles』に収録[13]。
- キャスパー・ベビーパンツ - 2013年に発売されたカバー・アルバム『Baby Beatles!』に収録[14]。
- ブライアン・アダムス - 2014年に発売されたアルバム『Tracks of My Years』に収録。
- アリ・キャンベル - 2014年に発売されたアルバム『Silhouette』に収録[15]。
- ビートバグズ - 2016年に発売されたサウンドトラック盤『The Beat Bugs:Complete Season 2 [Music From the Netflix Original Series]』に収録[16]。
脚注
編集出典
編集- ^ a b Esch, Jim. Any Time at All - The Beatles|Song Info - オールミュージック. 2024年1月24日閲覧。
- ^ Miles 1997, p. 164.
- ^ 『ジョン・レノンPlayboyインタビュー』集英社、1981年。ASIN B000J80BKM。
- ^ Sheff 2000, p. 195.
- ^ Lewisohn 1988, p. 44.
- ^ Pollack, Alan W.. “Pollack's Notes on "Any Time At All"” 2022年6月30日閲覧。
- ^ ハード・デイズ・ナイト (楽曲解説). アップル・レコード. 2009. p. 9.
- ^ MacDonald 2005, p. 120.
- ^ “Blue Ash - No More No Less (1973, Vinyl)”. Discogs. Zink Media, Inc.. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Joe Viglione. Night Fades Away - Nils Lofgren|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Any Time at All - Opus|Song Info - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Confessions - Dweezil Zappa|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Steve Leggett. Silhouette: The Legendary Voice of UB40 - Ali Campbell|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Baby Beatles! - Caspar Babypants|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ Silhouette: The Legendary Voice of UB40 - Ali Campbell|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
- ^ The Beat Bugs: Complete Season 2[Music From the Netflix Original Series]- Beat Bugs|Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年5月11日閲覧。
参考文献
編集- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-84413-828-3
- Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. ISBN 0-8050-5249-6
- Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. ISBN 0-312-25464-4
外部リンク
編集- Any Time at All - The Beatles