エゾムチゴケBazzania trilobata)は、ウロコゴケ目ムチゴケ科苔類

エゾムチゴケ
分類
: 植物界 Plantae
: ゼニゴケ植物門 Marchantiophyta
: ウロコゴケ綱 Jungermanniopsida
亜綱 : ウロコゴケ亜綱 Jungermanniidae
: ウロコゴケ目 Jungermanniales
: ムチゴケ科 Lepidoziaceae
: ムチゴケ属 Bazzania
: エゾムチゴケ
B. trilobata
学名
Bazzania trilobata
(L.) (S.Gray)

分布

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日本樺太中国シベリア北米ヨーロッパに分布[1]亜高山帯林床などに生育する[1]

特徴

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茎は鮮緑色か茶色がかった緑色で、全長は最大で10cmほどになる[2]。葉は長さ約3mmで[2]、卵形、先端に3本の歯牙がある[1]。葉は密に重なって、腹葉は離在する[1]。腹葉の背面には単細胞の突起が離在することもある[1]

類似種

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近縁のスギバゴケ属に分類されるハイスギバゴケなどは、植物体がより細長いことや葉の先が4裂することなどで容易に区別できる[2]。また同属のムチゴケフォウリィムチゴケサケバムチゴケなどと非常に類似し、特にフォウリィムチゴケとは形態的に類似するが、葉が長舌形であることや腹葉の中心部が膨らむことなどで区別できる[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e 岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(1972年、保育社)p.277
  2. ^ a b c Atherton et al. (2010) p.82
  3. ^ 岩月善之助、水谷正美『原色日本蘚苔類図鑑』(1972年、保育社)p.276

参考文献

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  • Ian D.M. Atherton, Sam D. S. Bosanquet, Mark Llawley (2010) Mosses and Liverworts of Britain and Ireland: A Field Guide. British Bryological Society ISBN 978-0-95613101-0