エクスプローラー10号(Explorer 10, P-14)はアメリカ合衆国人工衛星。地球の磁気圏、および月地球間の空間を通過することにより、その空間の磁場プラズマを観測することが目的で、1961年3月25日に打ち上げられ、衛星は非常に歪んだ楕円軌道に投入された[1]

Explorer 10
所属 NASA
周回対象 地球
打上げ日時 1961年3月25日 [1]
打上げ機 Thor-Delta [1]
任務期間 52時間 [2]
COSPAR ID 1961-010A
質量 79.0 kg? [1] (35 kg [3])
軌道要素
軌道傾斜角 33.00°[3]
遠点高度 181,100 km [3]
近点高度 221 km [3]
軌道周期 5,013.90分 [3]
テンプレートを表示

電力はバッテリー式、姿勢制御はスピン安定(0.548s)、本体から伸びる形で2台のフラックスゲート磁力計と1台のルビジウム蒸気磁力計を搭載していた[1]。バッテリーの関係上、活動時間が限られていたので、実際に有効なデータが送信されたのは最初の52時間だけであった。

参考文献

編集
 
P-14の打ち上げ
 
ロケットの先端部に取り付けられたP-14
  1. ^ a b c d e P14”. NASA. 2010年3月30日閲覧。
  2. ^ P-14”. GUNTER'S SPACE PAGE. 2010年3月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e P-14”. Encyclopedia Astronautica. 2010年3月30日閲覧。