ウーマンズハート

日本の競走馬・繁殖牝馬

ウーマンズハートWoman's Heart[1]は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2019年新潟2歳ステークス

ウーマンズハート
第71回阪神ジュベナイルフィリーズ出走時
(2019年12月8日)
欧字表記 Woman's Heart[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2017年2月8日(7歳)[1]
抹消日 2020年10月22日
ハーツクライ[1]
レディオブパーシャ[1]
母の父 Shamardal[1]
生国 日本の旗 日本北海道日高町[1]
生産者 ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社[1]
馬主 ゴドルフィン[1]
調教師 西浦勝一栗東[1]
競走成績
生涯成績 8戦2勝[1]
獲得賞金 4836万7000円[1]
勝ち鞍
GIII 新潟2歳ステークス 2019年
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戦績

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デビュー前

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2017年2月8日、北海道日高町ダーレー・ジャパン・ファームで誕生[1]。牧場時代はやんちゃで気が強い性格で、放牧地を走り回っても怪我や病気とは無縁だった[2]

2歳(2019年)

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栗東西浦勝一厩舎に入厩。2019年8月3日、新潟競馬場芝1600メートルの新馬戦津村明秀を背にデビューし、2着に3馬身半差をつける圧勝劇でデビュー勝ちを収める[3]。上がり3ハロン32秒0は2歳新馬戦での歴代最速タイ[注 1]の記録である[5]。2戦目で新潟2歳ステークスに出走し、藤岡康太の騎乗で単勝2.1倍の1番人気に支持され、馬群中団からレースを進めたのち最後の直線で外に持ち出し、2着ペールエールを2分の1馬身差差し切ってデビュー2連勝での重賞制覇を果たした[6][7]。父ハーツクライは、この勝利で産駒のJRA全10場重賞勝ちを記録[6]。また、2着ペールエールに騎乗していたミルコ・デムーロは、レース後開口一番に「(勝ち馬が)強すぎるよ」と苦笑いするしかなかった[8]。その後、休養を挟んで12月8日の阪神ジュベナイルフィリーズに2番人気で出走したが、レシステンシアの4着に敗退した。

3歳(2020年)

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3歳初戦となった3月7日のチューリップ賞マルターズディオサの6着に終わる。牝馬クラシック第一弾の桜花賞は16着、優駿牝馬も12着と大敗を喫した。秋に入り、秋華賞トライアルのローズステークスに出走するが最下位18着。距離を短縮して挑んだ信越ステークスでも14着と二桁着順が続いた。10月22日付けでJRA競走馬登録を抹消し現役を引退した。引退後はダーレー・ジャパン・ファームで繁殖牝馬となる[9]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.comの情報[10][11]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2019.08.03 新潟 2歳新馬 芝1600m(良) 16 6 12 005.60(3人) 01着 R1:35.4(32.0) -0.6 0津村明秀 54 マルターズディオサ 456
0000.08.25 新潟 新潟2歳S GIII 芝1600m(良) 16 3 6 002.10(1人) 01着 R1:35.0(32.8) -0.1 0藤岡康太 54 (ペールエール) 456
0000.12.08 阪神 阪神JF GI 芝1600m(良) 16 2 3 004.50(2人) 04着 R1:33.9(36.2) -1.2 0W.ビュイック 54 レシステンシア 470
2020.03.07 阪神 チューリップ賞 GII 芝1600m(良) 14 5 7 008.40(3人) 06着 R1:33.7(33.8) -0.4 0藤岡康太 54 マルターズディオサ 460
0000.04.12 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(重) 18 3 6 042.1(10人) 16着 R1:38.2(39.4) -2.1 0藤岡康太 55 デアリングタクト 460
0000.05.24 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 7 13 132.9(15人) 12着 R2:25.2(34.2) -0.8 0藤岡康太 55 デアリングタクト 456
0000.09.20 中京 ローズS GII 芝2000m(良) 18 4 7 023.30(8人) 18着 R2:04.0(38.2) -4.1 0藤岡康太 54 リアアメリア 464
0000.10.18 新潟 信越S L 芝1400m(良) 16 2 4 015.50(7人) 14着 R1:22.1(35.5) -1.2 0丹内祐次 52 ジャンダルム 460

繁殖成績

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馬名 生年 毛色 馬主 厩舎 戦績
初仔 チェンジオブハート 2022年 鹿毛 ハービンジャー ゴドルフィン 美浦田中博康 2戦0勝(現役)
2番仔 ウーマンズハートの2023 2023年 鹿毛 ロードカナロア (デビュー前)
3番仔 ウーマンズハートの2024 2024年 鹿毛 エピファネイア
  • 2024年9月25日現在

血統表

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ウーマンズハート血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ヘイロー系
[§ 2]

ハーツクライ
2001 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アイリッシュダンス
1990 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
*ビューパーダンス Lyphard
My Bupers

レディオブパーシャ
2008 栗毛
Shamardal
2002 鹿毛
Giant's Causeway Storm Cat
Mariah's Storm
Helsinki Machiavellian
Helen Street
母の母
*ビールジャント
Birjand
1999 鹿毛
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Belle Genius Beau Genius
Time and Tide
母系(F-No.) ビールジャント(GB)系(FN:6-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [12]
  2. ^ [13]
  3. ^ [12]
  4. ^ [12][13]

脚注

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注釈

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  1. ^ もう一例はウラヌスチャームが2017年8月5日の新潟芝1600メートルの新馬戦で計測[4]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ウーマンズハート”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月31日閲覧。
  2. ^ 2019年08月25日 新潟2歳S G3”. 競走馬のふるさと案内所. 2019年9月25日閲覧。
  3. ^ 【メイクデビュー新潟レース後コメント】ウーマンズハート津村明秀騎手ら”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2019年8月3日). 2019年10月31日閲覧。
  4. ^ 2歳新馬|2017年08月05日”. netkeiba.com. 2019年8月27日閲覧。
  5. ^ 究極の「32秒0」 ウーマンズハートの気になる★評価と距離適性”. 優馬 (2019年8月6日). 2019年8月27日閲覧。
  6. ^ a b 【新潟2歳S】ウーマンズハートが人気に応え無傷2連勝!/JRAレース結果”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2019年8月25日). 2019年10月31日閲覧。
  7. ^ 【新潟2歳S】ハーツクライの娘ウーマンズハートがデビュー2連勝で重賞V 藤岡康「馬が強かった」”. スポーツ報知 (2019年8月25日). 2019年8月27日閲覧。
  8. ^ 【新潟2歳S】ペールエール2着 M・デムーロ苦笑い「僕の馬も凄い脚を使っているんだが…」”. スポーツニッポン (2019年8月25日). 2019年8月27日閲覧。
  9. ^ ウーマンズハートが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2020年10月22日). 2020年10月22日閲覧。
  10. ^ ウーマンズハート | 競走馬データ.netkeiba.com. 2019年8月27日閲覧
  11. ^ ウーマンズハート 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月31日閲覧。
  12. ^ a b c ウーマンズハート 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年10月31日閲覧。
  13. ^ a b c d ウーマンズハートの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年10月31日閲覧。

外部リンク

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