ウパーリ経
『ウパーリ経』[1](ウパーリきょう、巴: Upāli-sutta, ウパーリ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第56経。漢訳表現で『優波離経』(うはりきょう)とも[2]。
構成
編集登場人物
編集- 釈迦
- ディーガタパッシン - ジャイナ教徒
- ウパーリ - ジャイナ教徒(仏教へ転向)
- ニガンタ・ナータプッタ - ジャイナ教教祖
場面設定
編集ある時、釈迦は、マガダ国ナーランダのパーヴァーリカンバ林に滞在していた。
そこにジャイナ教徒のディーガタパッシンが訪れ、三業(身口意)の内、どれが最も重要か釈迦と意見を交わす。(ディーガタパッシン(ジャイナ教)は「身」、釈迦(仏教)は「心」)。
帰ってきたディーガタパッシンからその話を聞いたウパーリは、釈迦を言い負かそうと釈迦を訪ね、その内容を問い質す。釈迦はそれを説き伏せ、ウパーリは三宝への帰依を誓う。
そのことを聞きつけたジャイナ教教祖ニガンタ・ナータプッタが乗り込んでくるが、ウパーリに反論されて苦悶する。
日本語訳
編集脚注・出典
編集関連項目
編集- 三業(身口意)
- ジャイナ教
- ニガンタ・ナータプッタ(ヴァルダマーナ、マハーヴィーラ)
外部リンク
編集- Upālisuttaṃ - Tipitaka.org