ウグイス上科(ウグイスじょうか、学名Sylvioidea)は、鳥類スズメ目の上科である。

ウグイス上科
ウグイス
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : ウグイス上科 Sylvioidea
学名
Sylvioidea
和名
ウグイス上科

20科

概要

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古くは Beecher (1953) が、当時のヒタキ科 Muscicapidae から旧世界ムシクイ類(ほぼ当時のウグイス亜科、のちのウグイス科に当たる)を分離し、ウグイス上科とした[1]

Sibley & Ahlquist (1990) は、スズメ小目をウグイス上科・ヒタキ上科・スズメ上科の3上科に分けた。これが現在のウグイス上科の原型である。

ただし彼らのウグイス上科は単系統性が疑わしく、キノボリ上科 Certhioideaシジュウカラ上科 Paroidea が分離され、そのほか科・属 レベルでもいくつかが除外された。逆に、スズメ上科からヒバリ科 Alaudidae が、カラス上科からヒメヒタキ属 Erythrocercus が移された[2]

この記事では、修正されたウグイス上科について解説する。

系統と分類

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系統樹は Johansson et al. (2008)[2]; Gelang et al. (2009)[3]による。A–I は Johansson et al. による仮の系統名である。

センニョヒタキ科 Stenostiridae

シジュウカラ上科 Paroidea

ウグイス上科
 B 

ヒゲガラ科 Panuridae

 A 

ヒバリ科 Alaudidae

 C 

ムシクイヒヨ科 Nicatoridae

 D 

ハシナガムシクイ科 Macrosphenidae

core Sylvioidea
 E 

ヒヨドリ科 Pycnonotidae

 G 

ツバメ科 Hirundinidae

ヒメサザイチメドリ科 Pnoepygidae

 H 

ヨシキリ科 Acrocephalidae

センニュウ科 Locustellidae

ミズベマネシツグミ科 Donacobiidae

テトラカヒヨドリ科 Bernieridae

 F 

セッカ科 Cisticolidae

 I 

ウグイス科 Cettiidae

エナガ科 Aegithalidae

メボソムシクイ科 Phylloscopidae

広義のチメドリ科

アカガシラチメドリ科 Timaliidae

チメドリ科 Pellorneidae

ガビチョウ科 Leiothrichidae

メジロ科 Zosteropidae

ダルマエナガ科 Sylviidae


科は国際鳥類学会議 (IOC)[4]による。clade は Johansson et al. (2008)[2]による。clade と科の順序はおよそIOCによる。

脚注

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