ウォーターワールド (アトラクション)

ユニバーサル・パークス&リゾーツのアトラクション

ウォーターワールド: Waterworld)は、世界のユニバーサル・パークス&リゾーツにある、映画『ウォーターワールド』をテーマにしたショー・アトラクションである。

ウォーターワールド
ウォーターワールド(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール / 2011年)
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
エリアアッパー・ロット
座標北緯34度08分12.9秒 西経118度21分15.2秒 / 北緯34.136917度 西経118.354222度 / 34.136917; -118.354222
状態営業中
オープン1995年10月21日 (29年前) (1995-10-21)
2017年4月 (2017-04)(リニューアル)
ReplacedMiami Vice Action Spectacular
Spectrablast
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
エリアウォーター・ワールド
座標北緯34度40分01.5秒 東経135度25分47.3秒 / 北緯34.667083度 東経135.429806度 / 34.667083; 135.429806
状態営業中
オープン2001年3月31日 (23年前) (2001-03-31)
2018年6月1日 (6年前) (2018-06-01)(リニューアル)
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
エリアザ・ロスト・ワールド
座標北緯1度15分11.5秒 東経103度49分30.9秒 / 北緯1.253194度 東経103.825250度 / 1.253194; 103.825250
状態営業中
オープン2010年3月18日 (14年前) (2010-03-18)
ユニバーサル・スタジオ・北京
エリアウォーターワールド
状態営業中
オープン2021年5月 (3年前) (2021-05)
主なデータ
種類 ショー・アトラクション(ウォーター・スタントショー
テーマ ウォーターワールド
ショーごとの収容数 3220名(立ち見120名、車イス、電動車イススペース22台 / 日本)
所要時間 約20分
協賛 日本コカ・コーラ株式会社 / コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(日本)
アシスティング‧ドック 同伴可能(日本)
ウィッグ 着用可能(日本)
妊娠中 利用可能(日本)
バリアフリー・アクセス 車椅子に対応

存在するパーク

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概要

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ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド

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アトラクション第1号であるハリウッド版は、映画の公開と同時の1995年10月21日アッパー・ロットにオープンした[1]

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

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パークの開園と同時の2001年3月31日にオープンした。

リニューアル

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2018年6月1日に大規模なリニューアルが実施された。シアター内のチャンネル数を2倍以上に増やし、ショー音響をグレードアップした。同施設独自の「ダイナミック3D音響」を導入し、臨場感や躍動感を生み出したという[2]。また、スタントアクションの強化、火や水、パイロといった特殊効果の強化、登場人物のセリフや役名の一部変更、ヘレンのセリフが吹替から生声への変更、前説の内容の変更、セットの変更(ウォーターカーテン、舵の追加)などが行われた[3][4][5]

ショー開発担当者でエグゼクティブ・ディレクターを務めていた津野庄一郎は次のように語っている[6]

「ウォーターワールド」は、2001年のパーク開業当時からある最も古いアトラクションのひとつ。今もなお、入り口で入場制限をかけさせていただくほど人気があります。でも当時最新だったサウンドシステムも、18年経つと時間と共に進化している。常に新しい体験を提供するため、さらに魅力的にするのが狙いです。

1番大きいのは音響。例えば、ガトリウムガンを発射するシーンでは、飛び出した弾が耳元をかすめる音、客席後ろの壁に着弾する音、薬莢が床に落ちる小さな金属音までこだわった。もう1つは、本格的なスタントアクションの強化。もともとスタントショーですが、それをもっと緊迫感のある演出にしようと、秒単位で爆発のタイミングを変更しました。

18年間愛され、もともとクオリティーの高い、非常に完成度の高いショー。今回はさらに進化させ、没入感を増していこうというのが目的でしたので、ストーリーに関しては変えていないですが、最新システムを取り入れた新しいアトラクションとして体感していただければ。

—津野庄一郎(京阪神エルマガジン社の取材より)

事故

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2018年6月7日15時5分頃、水上バイクで水上を走り回っていたマリナーにスモーカーズのメンバーが飛びかかる場面で2人がぶつかり、マリナー役の男性が頭にけがをした。この日は2回公演があり、事故で打ち切られた[7]

同年10月25日12時20分頃、スモーカーズが乗る船が転覆するトラブルがあった。2人は自力で脱出し、ショーを見ていた2500人のゲストにもけがはなかった[8]

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール

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2010年3月18日、ザ・ロスト・ワールドにオープンした。

ユニバーサル・スタジオ・北京

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パークの開園と同時の2021年9月20日にオープンした[9][10]

他のパークとは違い、エリア内に下記のレストランが併設されている。

レストラン

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  • Drifter's Cantina
  • Highland House

ストーリー

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原作の内容、展開とは異なるオリジナルストーリーとなっている。また、原作に登場した「エノーラ」などの一部登場人物は登場しない。

舞台は、人工浮遊都市「アトール」。海中の土地から引き上げた部品でつくられたこの土地の向こう側には、略奪者集団「スモーカーズ」が潜んでおり、セイジ、ニック、ピーターらは、常に異常がないか監視している。

ある日、ヘレンが土を持って帰ってきた。この土はドライランドのもので、そこへ行けば皆が救われるという。しかしその時、ドライランドを狙うスモーカーズがヘレンの後を追い、アトールへと侵入してしまう。ニックやピーターらは、アトールを守ろうと奮闘するがスモーカーズにより殺されてしまう。合図でディーコンまでもがアトールへと侵入してしまう。セイジは、ディーコンとヘレンとの駆け引きによって猛毒が入っているタンクに落とされてしまう。

その時、マリナーが水中から登場し、スモーカーズに立ち向かう。ヘレンも加勢するが、ディーコンに背後から殴られ気絶してしまう。ヘレンはすぐに目を覚ますものの、マリナーはディーコンに撃たれ水中に投げ出されてしまう。アトールの人々やスモーカーズら全員が殺されてしまった時、ディーコンはヘレンと結婚し、共にドライランドの巡礼の旅をすることを思いつく。その時、殺されたと思われていたマリナーが姿を現し、ディーコンに再び立ち向かう。ディーコンはヘレンに銃を向けるが、マリナーが邪魔をしたために、用意していた脱出用の飛行機に当たってしまい、墜落してしまう。ディーコンは、腹いせにマリナーに追い打ちをかけるが、ヘレンの攻撃によって、自身が火の玉となり水中に落下してしまう。

マリナーとヘレンはガスタンクの爆発する直前でボートに乗って逃げ切り、スモーカーズの野望は消えた。

ストーリーアナウンス

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USJで流れるストーリーアナウンスは次の通りである。

「未来の地球

環境破壊による温暖化はついに北極と南極の氷をすべて溶かし尽くした。

あらゆる陸地は水で覆われ、海の底深く横たわっている。

ここは、ウォーターワールド。

人類は、いくつもの水上要塞を築き、日夜戦っている。

彼らの願いは、本物の乾いた土地ドライランドを探しだしそこへ移住すること。

しかし、悪の帝王ディーコンの率いる凶暴な侵略者たちスモーカーズは、だれよりも早くドライランドを発見し、支配しようと企んでいる。

ディーコンに立ち向かえるのは誰もいなかった。あの男が現れるまでは」

登場人物

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マリナー(Mariner)
本作の主人公。人工都市「アトール」に現れた謎の男で、正体は人間ではなく新種族であるミュータント。ヘレンと出会い、ドライランドを求める旅をしている。
ヘレン(Helen)
ドライランドの土をアトールに持ち帰った女性。スモーカーズに後をつけられるが、勇敢に立ち向かう。
ディーコン(Deacon)
略奪者集団であるスモーカーズの首領。ドライランドの場所を知るヘレンを狙っている。ゴルフが得意。マリナーとの戦いのなかで片目を失い、強い憎しみをもっている。
セイジ(Sage)
アトールの安全を守る保安官で、責任者。ディーコンとヘレンとの駆け引きによって猛毒が入ったタンクへ落とされてしまう。
ニック(Nick)
副保安官。セイジ、ピーターと共にアトールの安全を守っている男性。スモーカーズとの戦いで殺されてしまう。
ピーター(Peter)
副保安官。セイジ、ニックと共にアトールの安全を守る男性。ニック同様スモーカーズとの戦いで命を奪われてしまう。

評価

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1996年にテーマエンターテインメント協会(Themed Entertainment Association: TEA)より表彰された[11]

脚注

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  1. ^ Facebook (1995年10月12日). “Wet, Wild Saga Continues for 'Waterworld' : Universal Studios to Unveil Stunt Show Based on the Film” (英語). Los Angeles Times. 2021年1月29日閲覧。
  2. ^ USJの「ウォーターワールド」が刷新 3D音響導入で臨場感倍増”. 大阪ベイ経済新聞. 2021年1月29日閲覧。
  3. ^ USJ人気アトラクション「ウォーターワールド」が大進化!3D音響×スタント×特殊効果を限界まで強化”. www.fashion-press.net. 2021年1月29日閲覧。
  4. ^ 【USJ】人気ショー「ウォーターワールド」が大進化!開業後初の大リニューアル”. cinemacafe.net. 2021年1月29日閲覧。
  5. ^ 【USJ】ド迫力がハリウッド級!「ウォーターワールド」が大進化リニューアル”. cinemacafe.net. 2021年1月29日閲覧。
  6. ^ USJ最古参のショーが刷新、その理由 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2018年6月3日). 2021年1月29日閲覧。
  7. ^ USJでキャストが頭にけが ショーの最中に接触:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年1月29日閲覧。
  8. ^ USJのショーで船転覆 スタントマン2人が自力脱出:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年1月29日閲覧。
  9. ^ ユニバーサル・北京・リゾートの中核エリアが全面完成--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2021年1月29日閲覧。
  10. ^ ユニバーサル・北京・リゾートが来年開園へ 注目のテーマエリア詳細が初公開--人民網日本語版--人民日報”. j.people.com.cn. 2021年1月29日閲覧。
  11. ^ Inside Universal | Universal Studios Hollywood Guide”. web.archive.org (2007年10月7日). 2021年1月29日閲覧。

外部リンク

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